2018年6月に宝塚月組「雨に唄えば」の公演が決まりました!
宝塚での「雨に唄えば」の上演はこれで3度目、10年ぶりということになります!
キャストで一番気になるのはリナ役なんですが、キャストは誰が?
これまで宝塚歌劇で上演された過去2回のキャストもまとめました!
2018年月組版「雨に唄えば」について紹介します!
目次
月組「雨に唄えば2018」キャストとあらすじ
「雨に唄えば」の主なキャストは4人!
- ドン・ロックウッド:珠城りょう
- コズモ・ブラウン:美弥るりか
- キャシー・セルダン:美園さくら
- リナ・ラモント:輝月ゆうま
【雨に唄えば】あらすじ
ハリウッドでは「サイレント」と言われる音声のない字幕のみの映画が全盛期の時代、サイレント映画の俳優ドン・ロックウッドと女優リナ・ラモントは映画界の大スターとして世間で話題の俳優でした。
看板スターの二人は共演が多く、恋人同士とウワサされる仲でしたが、実際はリナがドンのことを一方的に好きなだけ。
ドンが所属する映画会社MGMには、映画音楽を手がけるドンの親友コズモ・ブラウンがいます。コズモとドンは売れないときから支え合ってきた仲で、今も一緒に映画制作をしています。
ある日ドンは、キャシー・セルダンという女優の卵に出会います。ドンを映画スターとわかった上で「舞台女優の方が本物だ」と映画俳優のドンに言い放ちます。
キャシーが気になるドンでしたが、映画の打ち上げパーティですぐに再開。キャシーはショーガールとして余興に呼ばれてパーティへ来ていました。
ドンとすぐに再会して気まずくなったキャシーは、アクシデントでリナの顔にクリームたっぷりのパイを投げつけて会場を後にします。ドンはそんなキャシーが気になる存在に。
映画スターとして順調なドンでしたが、「トーキー」と呼ばれる音声の入りの映画が公開されたことで状況が変わってきました。撮影途中の「戦う騎士」をトーキーに変更して撮影を開始します。
映画会社のスタッフたちはトーキー映画の制作に乗り出しますが問題は山積み!トーキー映画を作る一番の問題は、ドンの相手役であるリナの声にクセがあることでした。
そんな中、偶然にも再会したドンとキャシーはお互いに誤解を解いていき想い合うようになります。キャシーの女優としてのキャリアもドンは後押しするように。
ドンの最新作トーキー映画「戦う騎士」の前評判は最悪!このままではドンの人気が落ちてしまう!親友のコズモは、ミュージカル映画に変更することと、リナの歌声をキャシーに吹き替える案を思いつきます。
映画の完成までリナには黙って撮影を続けますが、バレてしまい大騒動に、、、!
ミュージカル映画【雨に唄えば】
「雨に唄えば」は、1952年に公開されたミュージカル映画です。今から66年も前の作品ですが、今観てもミュージカルとしての作品の良さに驚いてしまいます!
たまたまテレビ放映で一度観たのですが、主演のジーン・ケリーのダンスに目が釘付け!あまりの面白さに最後まで観てしまいました。「録画すればよかった!」と悔しい思いをしたのが十数年前のこと(笑)
誰もが聞いたことのある雨の中で主題歌「雨に唄えば」を歌うシーンにも感動しました^^
ドン役のジーン・ケリーは、ダンサーとしての技術も抜群!さらに監督・脚本・振り付けもこなすオールマイティーな人でした。
「雨に唄えば」の脚本にもジーン・ケリーは加わっているんです。こんな俳優さんだったなんて知らなかったです。
他にもジーン・ケリーのダンスを堪能したいなら、「巴里のアメリカ人」なんかもオススメです^^
「雨に唄えば」歴代キャストまとめ!
これまで宝塚では2003年と2008年に「雨に唄えば」を上演しています。
- ドン:安蘭けい
- コズモ:大和悠河
- キャシー:陽月華
- リナ:真飛聖
- ドン:大和悠河
- コズモ:蘭寿とむ
- キャシー:花影アリス ※陽月華の代役
- リナ:北翔海莉
歴代キャストから紐解く!配役で注目するところ!
2003年初演はドンに星組トップスター安蘭けいさん!大人の雰囲気が漂う役でありながら、おちゃめなドンの姿がステキでした^^
アドリブも余裕でサラッとやってのけるところが安蘭けいさんの魅力!ドンのコミカルな一面も安蘭けいさんが演じるからこそ一層愛らしく感じました^^
初演のコズモを演じていた大和悠河さんは、2008年では主演のドンを演じています。これもなかなか貴重です!
2度目の公演の2008年版は、キャシーは初演と同じ陽月華さんが演じるはずでしたが、足を骨折中で休演したことで花影アリスさんが代役として全日程に出演。
陽月華さんが初演でキャシーを演じたのは入団3年目!「雨に唄えば」でヒロイン役を射止めた4年後に娘役トップに就任しています。美園さくらさんも娘役トップ候補かもしれませんね!
コズモは、美弥るりかさんが演じるキャラとしてはあまりない役かも!
過去には、コズモを演じている大和悠河さん、蘭寿とむさんはトップになっているので、コズモは重要な役どころです!
これまでの「雨に唄えば」の配役の面白いのは、リナは男役が演じているところ!
真飛聖さん、北翔海莉さんはどちらもこの後、男役トップスターとして活躍されたので、リナの配役は注目のひとつです!
輝月ゆうまさんのリナ、容姿もさることながら歌声も今から楽しみです!!
リナは声にクセがあるという役なのですがソロ曲が1曲あります!リナの心情を歌う可愛いシーンも見どころです^^
大作なのに宝塚大劇場では上演しないの?
「雨に唄えば」は宝塚大劇場ではなく、日生劇場や梅田芸術劇場メインホールで上演されています。今回の公演はTBS赤坂ACTシアターですね。
ドンが雨の中で主題歌を歌う名シーンは、本物の水が大量に使われます。映画のワンシーンそのままの注目の場面です!
大劇場でも観たいくらいの大作なんですが、舞台装置の都合で宝塚大劇場は「水を使った演出」ができないので、、仕方なしですね^^;
タップダンスも見どころ!
「雨に唄えば」といえば「タップダンス!」
というくらいこの劇を象徴するダンスなので、タップ好きな方は楽しみにしていてください!
1幕ラストに雨の中で歌うシーンはタップダンスのステップを踏みながら踊っていますので注目してください!
劇中歌「グッドモーニング」でのドン、コズモ、キャシーの3人で踊るタップもカッコいいですよ!
初演にドンを演じた安蘭けいさんは、足にマメを作りながら毎日タップの練習に明け暮れて大変だったとか。
タップのシーンはドンとコズモと共演している場面ばかりななので、2度も出演している大和悠河さんは相当大変だったと思います^^;
レッスンの苦労は耐えないですが、それを舞台で微塵も感じさせないプロ根性はさすが!
軽快なステップが見ていて楽しいタップシーン、珠城りょうさんでも観ることができるのが嬉しいです^^
まとめ
2018年月組公演「雨に唄えば」の配役は、主人公ドンに珠城りょうさん、コズモに美弥るりかさん、キャシーに美園さくらさんが決まっています。
宝塚で上演された過去2回の「雨に唄えば」のキャストを見てみると、今後の出演者の行方が見えてくるようで考えただけでもこの先が楽しみです^^
6月の梅雨時期に公演があるということですが、梅雨のジメッとした天気も吹っ飛ぶ楽しい舞台になると思いますよ!!