宝塚歌劇 月組公演「オン・ザ・タウン」は、男役トップスター 珠城りょうさんとこの舞台からトップ娘役となる美園さくらさんの新コンビのお披露目公演です!
ブロードウェイ・ミュージカルの宝塚版ということでストーリーや主要キャストなどが気になります!
映画化もされたヒット作品「オン・ザ・タウン」について調べてみました!
目次
「オン・ザ・タウン」あらすじは?
「オン・ザ・タウン」の舞台は、開戦中のアメリカ。
水兵としてニューヨークの街にやってきた3人の若者の1日限りの恋の物語です。
【あらすじ】
海軍の水兵ゲイビー、チップ、オジーは、アメリカ・ニューヨークに停泊した船からの上陸許可がおります。
自由になった3人は、期限である24時間の間にニューヨークの街を観光しながら、恋や都会への憧れを語って胸をふくらませます。
3人はそれぞれお目当ての女性に出会います。
ゲイビーは、地下鉄のポスターに写る「ミス・サブウエイ」ことアイヴィ・スミス
チップは、タクシー運転手のヒルディー
オジーは、学者のクレア
ポスターガール アヴィ・スミスに一目惚れしたゲイビーは、24時間の間に彼女に会うためにニューヨークの街を奔走します。
明日の朝には、海軍へ戻り戦争と向き合うことになる3人のひとときの恋の行方は?
オン・ザ・タウンの主要キャスト
主要キャストは6名!男女が3:3というバランスの良さもなかなかいいですよね^^
「オン・ザ・タウン」の公演日程ですが、2019年1月の公演から半年ほどあいて7月に公演が再びあります。
7月公演は、キャストも少し変更となりました。女性チームは役替りがあります。
【2019年1月公演】
水兵3人組
- ゲイビー:珠城りょう
- チップ:暁千星
- オジー:風間柚乃
女性チーム
- アヴィー・スミス:美園さくら
- ヒルディ:白雪ちさ花
- クレア:蓮つかさ
【2019年7月公演】
水平3人組
- ゲイビー:珠城りょう
- チップ:暁千星
- オジー:鳳月杏
女性チーム(役替りあり)
- アヴィー・スミス:美園さくら
- ヒルディ:白雪ちさ花 / 夢奈瑠音
- クレア:夢奈瑠音 / 海乃美月
■【月組】「アイアムフロムオーストリア」あらすじと登場人物・キャストは誰?
「オン・ザ・タウン」映画版と日本初演キャスト
映画版の主演は、ジーン・ケリーが演じました。
チップ役にはフランク・シナトラ!ゲイビーとチップ、どちらが主役かわからないくらい豪華ですね!
オジー役はジュールズ・マンシン、アヴィ役にヴェラ=エレンなどダンスがとても上手いキャストが揃っていました!
日本での初演は2014年にV6のトニセンの3人が主演でした。振り付けはジェローム・ロビンスではないのが残念。
女性キャストには宝塚OGの樹里咲穂さん、真飛聖さんも出演していたので宝塚とも縁があるのかもしれませんね!
- ゲイビー:坂本昌行
- チップ:長野博
- オジー:井ノ原快彦
- アヴィー・スミス:真飛聖
- ヒルディー:シルビア・グラブ
- クレア:樹里咲穂
「オン・ザ・タウン」の原作や映画版の内容は?
1949年初演でブロードウェイで上演された「オン・ザ・タウン」の元になった舞台は「バレエ」の演目でした。
「ファンシーフリー」という舞台を作曲家レナード・バーンスタインと振り付け師ジェローム・ロビンスが手がけたことが「オン・ザ・タウン」誕生のきっかけ。
「ファンシーフリー」の物語は、3人の水兵が24時間の上陸許可をもらってニューヨークの街で出会った女性を奪い合う、という内容でした。
「女性を奪い合う」ってちょっと荒っぽいですが、バレエなのでセリフなしで踊りで表現するので優雅だったんじゃないかなと思います(笑)
バレエ「ファンシーフリー」を元にしてありますが、「オン・ザ・タウン」はミュージカル・コメディとして生まれ変わっています。
ニューヨークに憧れる3人が街の探索と、3人それぞれの女性との恋模様をメインにしてブロードウェイ版は完成。
ブロードウェイでの舞台の成功があったことで『オン・ザ・タウン』の映画版として「踊る紐育(ニューヨーク)」が制作されています。
ジーン・ケリーが主演、フランク・シナトラも主要キャストとして出演しているというすごいキャスト!
映画版は、ブロードウェイ版のストーリーと音楽の多くを差し替えたものに変更。舞台と映画の客層の違いを考えてのことだそうです。
当時は苦情が出なかったのかな、なんて気になるところです。。
ですが、それが良かったのか大ヒットを記録しています、結果良かったんですね^^;
まとめ
月組公演「オン・ザ・タウン」は1944年にブロードウェイで舞台化されたミュージカルです。
3人の水兵が24時間という上陸許可の時間内に、ニューヨークの街で出会った女性と恋に落ちる物語。
舞台の元になったのはバレエ「ファンシーフリー」、舞台版の上演から5年後に映画化もされています。
バーンスタインの音楽と、ジェローム・ロビンスの振り付けというミュージカル好きにはたまらない組み合わせが「オン・ザ・タウン」から始まったと思うとすごい!
宝塚版「オン・ザ・タウン」は、どんな舞台になるのか楽しみです!