星組・御園座【王家に捧ぐ歌】感想と観劇レポート!衣装の評判が悪いのは何で?

星組 王家に捧ぐ歌 ライブ配信

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宝塚歌劇 星組「王家に捧ぐ歌」名古屋 御園座公演をライブ配信で観劇しました!

初演は2003年、今回で2度目の再演となる作品ですが今の時代にも響くようなメッセージの強さに心が震えました!

お衣装がガラッと変わったんですが、評判よくないって本当??

星組 御園座公演「王家に捧ぐ歌」を観た感想をまとめました。

 

目次

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星組・御園座「王家に捧ぐ歌」感想と観劇レポート

  • 観劇日:2022年2月26日(土)
  • 劇場:御園座(愛知県名古屋市)
  • 脚本・演出:木村信司
  • 原案:オペラ『アイーダ』

 

「王家に捧ぐ歌」感想

今のこの時代に重なるような内容がとても心に響きました。

そして劇中でのセリフ、歌などすべての要素から溢れるメッセージの強さに驚かされるばかりでした。

心にぐっさりと刺さるようなメッセージ強めの歌を聴くだけで涙してしまう場面がたくさんありました。

とても重たい内容なんですが、話の流れの良さ、ちょっとクセのある歌詞が聞こえてくる歌、キャストたちのスキのない演技ややり取りに魅入ってしまいました。

ラダメスとアイーダの愛はどこへ向かっていくのか、最後まで気になって気になって、、、とあっという間にラストの展開に突入していくストーリーのテンポの良さも良かったと思いました。

国と国とが争う意味、平和とは何か、理想とは何か、など考えさせられるテーマが次々とやってきて頭がパンクしそうな瞬間もありました^^;

だけど「王家に捧ぐ歌」の多きなテーマは

戦いは新たな戦いを生むだけ

というシンプルだけどこれ以上ないこの真理、これに尽きるんですね。

アイーダが繰り返し繰り返しこのフレーズを歌っているので、大事なテーマだということがよくわかりました。

 

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星組・御園座「王家に捧ぐ歌」キャスト感想

 

◆礼真琴さん/ラダメス

エジプトの若くして将来を期待される戦士。

アイーダへの想いを貫き続けたステキな男性でした。

正直でまっすぐで、もっとうまく立ち回れば、、、と思うことも多かったですが「ラダメス」とはこういう人だということが痛いくらい伝わってくるので良しとしました。

礼真琴さんの伸びやかな歌声は聴いているだけで泣いてしまいそうになりました。

そして、運動神経バツグンのこっちゃんのキレッキレの殺陣も最高でした!

アイーダを想って想って想う、女性にとっては理想の男性でした^^

 

◆舞空瞳/アイーダ

敵国エジプトの捕虜となったエチオピア女王。

密かにラダメスを想いながら祖国エチオピアにも心を寄せる悩める女性でした。

凛とした立ち振舞で「女王」という雰囲気も残しつつ、囚われの身として控えめに生きている健気さが見えてステキな女性だなと感じました。

「王家に捧ぐ歌」の重要なテーマを含む歌「アイーダの信念」を涙をたたえた瞳で歌うのはズルいです!

観ている私は号泣に近いくらいに泣いてしまいました(/_;)

アイーダの強い心が伝わるひっとんのアイーダ、とてもステキでした!

 

星組・御園座「王家に捧ぐ歌」衣装の評判が良くないのは何故?

「王家に捧ぐ歌」といえば金銀飾り眩しすぎるくらいの、まるで「エジプト」をそのまま身につけたようなお衣装でしたねw

実際に「御園座公演」を観ましたが、違和感なかったですしストーリーを邪魔しないお衣装だったんじゃないかと感じました。

あのお衣装、どうなってるの?!

と気になる時点でストーリーが飛んでしまう可能性もあるんじゃないかと思います。

大劇場公演ではない、というところもお衣装をシンプルにした要因じゃないかなと思います。

歴代の「王家に捧ぐ歌」のお衣装、重たそうに見えるんですが、どうなのかな^^;

 

2003年の星組の初演から2015年の宙組の再演となったとき、あまり衣装が大きく変わらなかったみたいですね。

2003年初演のラダメスは蛇が巻き付いたターバンのような飾りを頭にかぶっていたんですが、2015年の再演時にはちょっとシンプルな感じになっていました。

そして、2022年の御園座公演は、かなりシンプルなお衣装になりました!

エジプトの兵士たちは白をベースにしたお衣装、エチオピアの兵士たちは黒をベースにカジュアルな印象のあるお衣装になっていました。

シンプルというか装飾がほとんどないお衣装になったことで、歴代の「王家に捧ぐ歌」を観ていた人からは、見慣れない衝撃が走ったのかなと感じました。

 

まとめ

宝塚歌劇 星組「王家に捧ぐ歌」御園座公演をライブ配信で観劇した感想をまとめました。

「お衣装が気になる」という前情報があったのですが、それより何よりストーリーのメッセージ性の強さにガツンとやられてそんなことは忘れてしまっていました^^;

戦いは新たな戦いを生むだけ

戦うことで勝利しても憎しみの連鎖が終わらない、その終わり方のヒントが隠れていたように思いました。

ラダメスとアイーダが貫いた愛の形、平和へのメッセージが世界中の人たちに伝わり、わずかでも誰かの気持ちが動いて世界が変わっていくと信じたいです。

エンタメって無駄なことではないと、見終わってから感じたのは初めてだったかもです。

ハッピーエンドではなかったですが、ぐっさりと刺さった「王家に捧ぐ歌」の歌やセリフたちを心に置いて毎日を清々しく過ごしたいと思った日となりました。

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