宝塚歌劇 星組「モアーダンディズム」宝塚大劇場 千秋楽公演をライブ配信で観劇しました。
演出家 岡田敬二先生のロマンチックレビューの「ダンディズム」シリーズ第3弾です^^
星組「モアーダンディズム」の観劇レポートをまとめました!
目次
星組「モアーダンディズム」感想
- 観劇日:2021年11月1日(月)千秋楽
- 劇場:宝塚大劇場
- 作・演出:岡田敬二
岡田敬二先生の宝塚らしさ全開のレビュー、期待を裏切らないとてもステキなショーでした^^
クラシックな雰囲気で懐かしさもありつつ「これぞ宝塚」という名場面ばかり!!
ライブ配信で観劇したので、家で大盛り上がりして観てしまいました^^
「モアーダンディズム」の「モアー」は「MORE」という意味なのかはわからないんですが、男役が「男役」として格段にレベルが上がっているように見えました!
星組生たちのダンディズムぶりがとっても最高なショーでした!
娘役は「清く正しく美しく」という言葉がぴったりのダンスや歌、優雅な身のこなしに見とれてしまいました^^
衣装は「宝塚観てきました!」と思い切り言えるスパンコールたっぷりのキラキラのお衣装から、マットな色合いで落ち着いた雰囲気のスーツまで!
そして娘役たちの帽子のツバにフリルのついたパステルカラーのドレスも、見応えありました^^
男役は黒燕尾、娘役はドレスだったりと、場面によってメリハリがある衣装が良かったと思いました^^
岡田敬二先生の銀橋の使い方も好きで、ただひとりで歌って通り過ぎるだけの場面なのになんでこんなにニヤニヤするんだろうといつも不思議ですw
愛月ひかるさん、瀬央ゆりあさんなど、たっぷりゆったりと歌が聴ける場面はファンにとってはとても嬉しいものです^^
男役スターさんが本当に輝いて見える衣装に歌のチョイス、優雅な振る舞い、シンプルな場面ほどステキに見える岡田敬二先生の演出ってすごいなと改めて思いました^^
星組「モアーダンディズム」中詰 礼真琴と愛月ひかるダンスが最高でした
「モアーダンディズム」の中詰は、星組生全員が赤のお衣装でラテンの場面!
赤いバンダナを頭に巻いた男役スターたちの中で、舞空瞳さんはウェーブのかかったロングヘアーがとてもステキでした^^
華やかでにぎやかなシーンの中、この作品で退団する愛月ひかるさんと星組トップスター礼真琴さんが絡むダンスがとても印象的でした。
ふたりとも笑顔で楽しそうで観ていて泣きそうになりました(/_;)
終演後のカーテンコールで、最後の最後に緞帳前に登場した礼真琴さんと愛月ひかるさんがこのシーンについて話していました。
「こっちゃん(礼真琴)と踊ってると自分まで踊れている気分になる」
と愛月ひかるさんは嬉しそうでした^^
さらに
『ジャンプ力がすごい』
と、礼真琴さんの運動神経の良さを絶賛していましたw
礼真琴さんと愛月ひかるさんは星組で共演するようになってから敵対する役ばかりだったので想い出深いシーンとなったようです、、、良かったです(/_;)
星組「モアーダンディズム」 過去の再演場面まとめ!
「モアーダンディズム」の場面の中には、
- 歴代の「ダンディズム!」シリーズの名場面
- 岡田敬二先生の過去のレビュー作品の名場面
を再演しています!
1980年~1990年代のショーのリメイクなんですが、今観ても最高の場面になるところが岡田敬二先生ってスゴイと思いました!
1995年花組「ダンディズム!」より
「ハードボイルド」の場面
ストライプのスーツを着て「Paradiso」を歌って踊る場面を「モアーダンディズム」でも再登場させています。
♪ ~ 裏ぶれた街の窓にも 蒼い月がのぼる ~ ♪
という歌詞が印象的な楽曲「Paradiso」
原曲は1988年に南佳孝さんが歌った曲です。
「モアーダンディズム」でも礼真琴さん他、男役スターたちの群舞が最高でした!
目線の配り方や仕草、絶妙な「間」を設けたダンスなど「ダンディズム」の美学ってこういうものなのかなと感じることができた場面でした!!
難しいこと抜きにして、とにかくかっこよかったです!
1995年花組「ダンディズム!」より
「キャリオカ」の場面
黒燕尾でぴしっと決めた男役たちと、色とりどりの華やかなドレスを着た娘役たちとのデュエットダンスがステキな場面です。
「キャリオカ」は、娘役の場面も多いところがとってもいいです!
スカートの布がたっぷりのドレスの裾を使ったダンスがとても印象的!
男役スターさんのキリッとした立ち姿を一層際立たせる美しい立ち振舞に感動しました^^
ダンスホールで踊る男女の美しさを一場面にギュッと凝縮した名場面、「モアーダンディズム」でも観られて嬉しかったです!
個人的に一番盛り上がったのはラストあたりで、「終わるのか~?まだなの~?」みたいな感じで3回ほど溜めがあるのも最高でした!!
1976年花組「ビューティフル・ピープル」より
♪ ビューティフル・ラブ
娘役たちの黄色やピンクなど華やかなドレスにフリル付きの大きなツバの帽子が印象的な場面です^^
岡田敬二先生といえばこのお衣装!と私は勝手に定番化しているんですが、とにかく女性の美しさが際立つステキな場面です^^
こういった娘役の姿に憧れる未来のタカラジェンヌはきっといるはず!なのでこういった印象的な「娘役」の場面を今後ももっと観たなと思いました。
1986年月組「ラ・ノスタルジー」より
愛月ひかるさんが銀橋を歌って渡る場面
「おもい出は薄紫のとばりの向う」という小椋佳さん作曲の歌を歌っていました。
愛月ひかるさんの薄紫色がベースで銀色のスパンコールたっぷりのお衣装、とってもステキでした^^
たっぷりと美声を聴くことができた場面、前半の劇では寂しい思いをした分を思いっきり払拭できた気がしました!!
1989年雪組「ラ・パッション!」より
瀬央ゆりあさんが銀橋を渡って歌う場面
パステルグリーンのお衣装で登場した瀬央ゆりあさんが情熱的に歌う姿、良かったです!!
瀬央ゆりあさんの眼力!ライブ配信でのテレビ画面からもしっかりと伝わってきました!
射抜かれた感がすごくて笑ってしまいそうでした!!
まとめ
宝塚歌劇 星組「モアーダンディズム」の観劇レポートをまとめました。
岡田敬二先生のロマンチックレビュー、これからももっと観たいなと思えるほどの名作でした!
過去の再演であっても輝きを失わないところが「ロマンチックレビュー」のすごさだなと感じました。
「古臭い」という言葉ではなくて「懐かしい」というノスタルジックな気持ちになれるところ、これが逆に新鮮だと思える場面に思える不思議さが魅力かなと思いました^^
愛月ひかるさんが出演する場面もとてもステキで、大満足でした!!