宝塚星組公演「霧深きエルベのほとり」が、2019年に上演されます。
初演は1963年、それから過去4度も再演されてきた名作!
宝塚歌劇105周年を記念して5度目の再演となりました。
56年前の作品ですが、これまで再演されてきて評判はどうだった?
紅ゆずるさん他キャストやあらすじはどんな感じ?
2019年に再演される「霧深きエルベのほとり」について調べてみました!
目次
「霧深きエルベのほとり」のあらすじは?
物語の舞台はドイツのエルベ川にある港町。
船乗りのカールは、ビール祭りで家出娘 マルギットに出会います。
言葉や行動は荒っぽいカールですが、根は優しくて人間味に溢れる性格。マルギットに自分は不良な性格だと吹き込みますが、ホテルで一夜を共にした翌日にプロポーズします。
家出娘 マルギットは、実はお金持ちのお嬢様でした。短い逃避行の末に見つかってしまった二人。
カールは、マルギットと結婚するためにマルギットの屋敷へ行きますが、そこでカールは住む世界が違うことを思い知らされます。
マルギットにはフロリアンという婚約者がいました。フロリアンはマルギットを想う優しい兄のような存在。カールの粗暴な態度をかばうマルギットに「カールを傷つけている」と優しく忠告します。
お互いに想い合っていながら、カールは自分はマルギットに不似合いだと感じ始めます、、、。
霧深きエルベのほとりの主要キャスト
「霧深きエルベのほとり」の主なキャストはこちら!
- カール:紅ゆずる
- マルギット:綺咲愛里
- フロリアン(マルギットの婚約者):礼真琴
- シュザンヌ(マルギットの妹):有沙 瞳
- ヨゼフ(マルギットの父):一樹千尋
【その他のキャスト】
- ホルガー(ホテルの主人):美稀 千種
- カウフマン(刑事):天寿 光希
- ヴェロニカ:英真 なおき
・フロリアンは、マルギットの幼なじみで婚約者。二番手が演じる役どころで間違いないですね。婚約者をカールに取られてしまったのに誠実でめっちゃいい人!
マルギットを幸せにするのはこの人でいいじゃん!と途中から思ってしまいます^^;
・シュザンヌはマルギットの妹。姉の婚約者を慕うという複雑な感情を持ち合わせていますが姉想いの妹です。
・ヨゼフはマルギットの父親。頭が固い性格で、家を守るためになんとしてもカールと娘を別れさせようと厳しい態度を取りまくります。当然娘にも嫌われています。。
娘の家出の原因を作った張本人で、父娘関係も複雑です。。奥さんが出ていくのもわかる気がしてしまいます^^;
過去の公演の評判は?再演4回の名作の感想!
『霧深きエルベのほとり』の初演は、1963年月組でした。
演劇作家 菊田一夫さんが演出も担当した作品としても話題。
この作品以前にも菊田一夫さんの作品を何度も上演してきた宝塚歌劇でしたが、再演4回ともなると人気作だったんですね!
【1963年月組】
カール:内重のぼる
- 演出:菊田一夫
- 演出助手:酒井澄夫
初演は、菊田一夫先生自らが演出しました。
【1967年月組】
カール:内重のぼる
- 演出:鴨川清作
- 演出助手:草野旦
内重のぼるさんの退団公演として初演から5年後に再演されました。
【1973年月組】
カール:古城都
- 演出:鴨川清作
- 演出補:酒井澄夫
- 演出助手:三木章雄
この年に菊田一夫さんが亡くなったために「菊田一夫先生に捧げるミュージカルロマンス」とサブタイトルがつけられました。
【1983年花組】
カール:順みつき
- 潤色・演出:柴田侑宏
- 演出助手:正塚晴彦・谷正純
順みつきさんの退団公演として4度目の再演でした。
「霧深きエルベのほとり」の感想をまとめてみました!
- 当時小学生だったけど、最後泣いた、、、
- 素晴らしい舞台
- ミッキーさん(順みつき)の演技力、ダンスがステキ!当時の宝塚のレベルは高かった!
ラストは、サヨナラ公演に選ぶには相応しい哀愁漂う切ない場面になっています。
『泣いた』という人が多かったのはわかります!
2019年版「霧深きエルベのほとり」の内容は?
一番最近の再演でも35年前!宝塚の舞台としては懐かしい作品でもあるんですね^^
宝塚歌劇105周年を記念して、劇作家 菊田一夫さんの名作を再演。
35年前の順みつきさんの退団公演として上演された時は花組、他の公演は月組でした。
今回は星組での公演になるんですね。4回の再演の内2回はサヨナラ公演になっています。
まさか、、、さゆみさんの退団公演では??とちょっと思ったのですが、そんな発表は今の所ないです。
2019年版「霧深きエルベのほとり」上田久美子先生が潤色・演出を担当!ということで個人的には大注目しています^^
56年前の宝塚作品を上田久美子先生は、2019年になってどんな舞台に生まれ変わらせるんだろう!?とても楽しみです!!
まとめ
2019年宝塚歌劇 星組公演「霧深きエルベのほとり」は、今回で5度目の再演!船乗りカールと令嬢マルギットの身分違いの恋の行方を描いた作品です。
過去4回の再演していることから当時から人気が高かった作品だということがわかりました。
2019年版「霧深きエルベのほとり」は、上田久美子先生が潤色・演出を担当するということでも個人的に注目しています^^