宝塚歌劇 星組公演「ロックオペラモーツアルト」をライブビューイングで観てきました!
礼真琴さんと舞空瞳さんのプレお披露目公演、新生トップコンビの二人の相性の良さを感じた作品でした^^
星組「ロックオペラモーツアルト」の感想をまとめました!
目次
星組「ロックオペラモーツアルト」の感想
フランス生まれの作品「ロックオペラモーツアルト」は、宝塚でも上演経験のある「ロミオとジュリエット」を思い出させる現代風の衣装や音楽でした。
「ロックオペラモーツアルト」は、
「モーツアルト」の21歳から35歳の亡くなるまでを描いた物語。
生前は、音楽の才能はあっても仕事や名声に恵まれなかったという苦しみを味わいながらも、
自身の恋愛や音楽のライバル、弟子とのキラキラした場所にスポットを当ててドラマチックなお話でした。
妻となったコンスタンツェは、最初はモーツアルトとの恋に敗れていたというのは初めて知りました!
コンスタンツェの姉アロイジアと恋仲になったモーツアルトがその後にコンスタンツェを選ぶまでが、2幕まで引き伸ばされていたのは、もどかしい気持ちもあってちょっと長く感じました^^;
「音楽の天才」モーツアルトは、自由を求めながら「死」についての感情も多く登場します。
両親の死を通して自分の死期を感じる恐怖に怯える姿、1幕最初のモーツアルトとのギャップを演じきる礼真琴さんの演技力はすごかったです!
「ロックオペラモーツアルト」のテーマは、「自由」や「愛」、そして「死」だったのかなと感じました。
歌の多いミュージカルなので、新生星組のトップスターコンビ礼真琴さんと舞空瞳さんの良さを存分に感じることができました^^
専科から凪七瑠海さんの存在感も幕開けからすごかったです!
モーツアルトのライバル音楽家サリエリの嫉妬と憧れが入り交じる楽曲の感情の乗せ方がとても気持ちに響きました!
ラストのサリエリとモーツアルトのデュエットに感動しました(/_;)
最後のフィナーレが終わって、星組生の真ん中に立つ礼真琴さん、
客席にお辞儀をしている姿を見て、
紅ゆずるさんから引き継いだトップスターの重責を背負ってトップスターとして動き出したんなとシミジミ思いました。
>>礼真琴のトップ「宝塚大劇場 お披露目公演」は何?あらすじキャストや2番手は誰に?
「ロックオペラモーツアルト」のキャスト感想
星組「ロックオペラモーツアルト」を観て思ったのが、星組生の歌の上手さ!
アロイジア、歌姫マダム・カヴァリエリ、そしてモーツアルトの姉のナンネールまで!
この舞台で、本当に聴いていて心地のいい歌声を堪能することができました^^
モーツアルト:礼真琴
自由を求める明るい姿、死への恐怖に怯える姿、「音楽の天才」の顔まで!
モーツアルトのジェットコースターのような人生を素敵に演じていました^^
明るくて愛されキャラのモーツアルトから、低めの声で真剣に女性を口説く姿にやられました!
前星組トップスター紅ゆずるさん演じる「紅子」が言っていた「まことのギャップ萌え」だ!と内心嬉しくもなっていました(笑)
コンスタンツェ:舞空瞳
愛らしいコンスタンツェでした^^
史実では「悪妻」とも言われているコンスタンツェ、そんな「悪」のかけらもない一途にモーツアルトを想う姿が可愛かったです!
感動したのは、1幕ラストのダンス!すごく素敵でした!
かわいい顔してあのダイナミックなダンス、舞空瞳さんにも「ギャップ萌え」しましたw
サリエリ:凪七瑠海
久々にカチャさんの出演舞台を観ました。
プロローグから圧倒的な存在感に度肝を抜かれた気持ちでした!
なのに!サリエリの1幕の出番はプロローグのみ!
2幕からは歌も多くて出ずっぱりだったんで安心しましたが(笑)
歌も力強くて、あの細身の身体から想像できない「モーツアルトへの嫉妬」をヒシヒシと感じました。
宝塚版「笑わない男」サリエリから、フィナーレの最初に登場したときの笑顔が素敵でした^^
レオポルト:悠真倫
久々のまりんさんの姿、貫禄があってよかったです!
歌声とドスの聞いた声、舞台が締まったように感じました。
アロイジア:小桜ほのか
モーツアルトが魅了された魅惑のアロイジア、歌が上手いだけじゃない「歌」の良さに感動しました!
歌声に聞き惚れ、そして性格のキツさにリアルにイラッとしたのも、あとで「演技」と気づくという演技力の高さも最高でした!!
歌の上手さでいったら
- オランジュ皇妃:白妙なつ
- マダム・カヴァリエリ:夢妃杏瑠
- ナンネール:桜庭舞
この3人は外せません!すごい良かったです!
ヨーゼフ2世(ひろ香祐)の威厳を保ちながら愛ある言葉を言ってくれる優しい皇帝の存在感は印象に残りました!
弱みを握られた支配人の歌がよかったローゼンベルグ(紫藤りゅう)のコミカルなダンスは和みました^^
コンスタンツェの妹、四女ゾフィーは星蘭ひとみさんの可愛らしさは画面で際立っていました!
この後星蘭ひとみさんは、星組から専科へ異動になりますね。
「映像」の仕事となると舞台で観る機会が減るのかなと、とても惜しいなと思いました。
「ロックオペラモーツアルト」フィナーレとカーテンコール!
フィナーレは、凪七瑠海さんと娘役との群舞でスタートしました!
キラキラの金の縁取りをあしらった黒燕尾は、スタイルのいいカチャさんによく似合いますね^^
楽曲は、モーツアルトの有名な曲をアレンジしたもの。
聞いたことがあるメロディに乗せてのフィナーレは観ていてテンション上がりました^^
礼真琴さんと男役の群舞は、ちょっと振り付けがイマイチ、、、と個人的な感想です。
激しい振り付けは、場合によっては群舞には不向きかも。締りがなかったような気がしました^^:
ラテン的な場面もありました。
紫藤りゅうさん、極美慎さんを中心とした娘役たちとの場面は、「ロックオペラモーツアルト」を忘れてしまいそうな宝塚らしいシーンでした。
新生星組トップスター 礼真琴・舞空瞳コンビのデュエットダンスは最高でした!
舞空瞳さんのお衣装の映える振り付け、リフトの長さ、どれをとっても素敵でした^^
宝塚大劇場のお披露目公演のデュエットダンスを観るのがまた楽しみになりました!
フィナーレとパレードが終わって一度幕がおりましたが、再び緞帳があがり、礼真琴さんの挨拶が。
「豊島区」という言葉で噛んでしまって、「もう一度」というと、客席がドッと笑いに包まれました^^
こんなお茶目な姿を全国にさらして!さらにファンが増えること間違いなしですね(笑)
トップスターとしてのあいさつも安心の安定感!
ちゃんとライブビューイングのお客さまにも呼びかけ、ちゃんと返事を受け取るジェスチャーも外しませんw
さらに「DVD]・ブルーレイ」収録日、だったので「DVD」を観ている人へもメッセージ!
「これが終わったらもう一度再生ボタンを押してね」と(笑)
挨拶が終わって、幕が降りるまで楽しそうに凪七瑠海さん、舞空瞳さんと笑い合う礼真琴さんの姿に、観ている私も笑顔になりました^^
>>紅ゆずる東京宝塚千秋楽ラストデイの感想!トップスター退団で初めての出来事が!
まとめ
宝塚版「ロックオペラモーツアルト」、また再演があってもいいんじゃないかと思いました^^
つい最近、紅ゆずるさんの退団の寂しさを味わったところでしたが、
あっという間に新生星組の舞台が始まってしまうところは宝塚の移り変わりの早さを感じずにはいられませんでした。
紅ゆずるさんから引き継いだ星組を礼真琴さんはどんな「星組」にするんだろうと、とても楽しみになりました^^