宝塚花組はいからさんが通る2020ライブ配信で観劇!フィナーレは大正バージョン!

花組 はいからさんが通る ライブ配信

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花組トップスター柚香光の宝塚大劇場お披露目公演「はいからさんが通る」をライブ配信で観ました!

コロナの影響で公演が中止となっていましたが、約5ヶ月ぶりに宝塚大劇場での公演が再開しました^^

今回の公演から宝塚歌劇の舞台を自宅の画面で見られるライブ配信が始まったので自宅でを体験しました!

初日を終えて公演2日目の花組「はいからさんが通る」を見た感想をまとめました。

 

目次

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花組「はいからさんが通る」公演2日目をライブ配信で観劇

柚香光さんの花組トップスターとしてのお披露目公演をライブ配信で観劇しました!

「ライブ配信」によって、自宅で快適に宝塚歌劇の舞台が観られて良かったです^^

新型コロナウィルスの流行で公演がストップしてしまって約5ヶ月、やっと再開した宝塚の舞台を観られて感動しました!

通常通りにはいかないけども、再開することができて本当に良かった^^

コロナ対策のために、以前とは全く違う状況での観劇となってしまいましたが、やっぱり宝塚の舞台はいい!と改めて思うことができました。

できる限りのコロナ対策をして再開を決めた宝塚歌劇の気持ちを汲んで観劇する私もそれに応えねば!と新しく始まった「ライブ配信」を体験することに決めました。

いつもなら、宝塚大劇場での観劇、もしくは映画館でのライブビューイングで観劇をするところですが、「3密を避ける」ことを優先して「ライブ配信」を選びました。

自宅のテレビで観るためにはちょっと手間と準備もかかりましたが、そんな手間もどうでもよくなるほど「宝塚の舞台」を家で観られる幸せに浸ることができました^^

思い切って「ライブ配信」で観劇をしてよかった^^

迷ったあげくに「やっぱり見ればよかった^^;」という後悔もなくて清々しい気持ちですw

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花組「はいからさんが通る」感想!

「はいからさんが通る」といえば、大正ロマンがぎっしり詰まった少女マンガの王道のようなお話。

これを見事に宝塚らしくまとめてありました!

柚香光さん主演で2018年にすでに公演している作品なのですが、私は初演の方は観ていません。

なので、今回が初見でした!

感想の中で、ちょっとネタバレになるかもですのでご注意ください。

 

開演前の幕には、原作マンガのコマ割りが描かれていて良かったです!

プロローグでは、紅緒(華優希)、蘭丸(聖乃あすか)、と花村家の面々が登場、その後に出演者オンパレードで「はいからさんが通る」とテーマ曲を歌って登場。

にぎやかなオープニングで楽しさと期待が膨らむ場面でした^^

舞台奥のステンドグラス風の窓には、原作マンガの主要人物のイラストも描かれていて「はいからさんが通る」の世界にしっかりと引き込んでくれる演出でした!

大正時代の女性のあり方がわかったり、当時の軍国主義の日本の姿などなかなかシリアスな場面もありましたが、中心となるのはやっぱり伊集院忍と花村紅緒の恋の行方。

親の決めた許嫁として、受け入れる伊集院忍と反発する紅緒の対照的な姿がなかなか面白かったです^^

伊集院家に花嫁修業にきた紅緒の「追い出されるために騒動を起こす」という思い切ったベタな作戦も楽しかったですw

伊集院忍の何事にも動じない姿からの紅緒のことになると真剣に怒る姿が本当に紳士!

紅緒さん、この人で大丈夫だって!絶対いい人だよ!

と何度も思うんですが、素直じゃない紅緒さんがさらなる大きな騒動を起こしてしまって結果ふたりは離れ離れになる。。。

離れてしまう、となってから想いが通じ合ってしまう展開もいい!w

で、戦争によってシベリア出兵となって少尉は行方不明という展開!

なかなか二人が結ばれない、最後まで引っ張っていくあたりもいい!

 

2幕では、紅緒の就職先の上司で伊集院忍のライバルとなる 青江冬星(瀬戸かずや)が登場!

1幕ではあまり出番のなかった瀬戸かずやさん、鬼島軍曹役の水美舞斗さんなどしっかりと場面があったので安心しました^^

2幕は、花組男役スターの見どころが満載でした!

 

衣装について

男性陣は、軍服が目立ちました。

宝塚ではおなじみの軍服ですが、大正ロマン漂う「はいからさんが通る」の柚香光さん(伊集院忍)の軍服姿は格別でしたw

初期の頃の実写映画で阿部寛が伊集院忍で絶大な人気を得たというのも「軍服姿」が似合っていたからだと思います!

柚香光さんの軍服姿、ほんとにステキでした^^

男役さんたちは軍服、さらにマントさばきも様になっていました!

そして女性陣は、女学生の袴姿にドレス姿、紅緒さんに至っては白の喪服姿とバラエティに飛んだ衣装で、とっても良かったです。

赤や青と鮮やかなワンピース姿の大正時代のモダンガールたちの服装もステキでした^^

2幕では紅緒さんの衣装(チェックのキュロット姿とベレー帽の新聞記者)が似合っていましたがずっと同じだったのが、ちょっと残念でした。

ラストは、紅緒の華やかだけど派手すぎないウェディングドレス姿がとっても良かったです!

 

ラストまで観てみて、

「少女マンガ」最高^^

という充実した心持ちとなりましたw

 

テンポよく話がすすでいくので、集中していないとついていけなくなりそうでしたが終わりよければ全てよし、といういい感じのエンディングでした^^

>>【星組】ロミオとジュリエット2020キャストは誰?役替りはある?

 

フィナーレは「大正バージョン」!大階段の群舞が最高!

フィナーレが始まると、瀬戸かずやさんが花道のセリから登場。

ロン毛姿から一転、リーゼントでキリッと決めたヘアスタイルがすっきりとして良かったです^^

銀橋を渡り終えると、娘役たちがモダンガール風の衣装で登場。

途中、男性陣も出てきてデュエットダンスを披露してくれました。

ラインダンスの衣装は、上部分は袖ありの着物で紅緒さんのトレードマーク「袴姿」をイメージした色合いでした。

ラインダンスの音楽は、アニメ「はいからさんが通る」のオープニングの曲でした!

大階段が登場すると、ぴしっと整列したピカピカ光る銀色の軍服に身を包んだ男性陣たち!

ラフマニノフの「ピアノ協奏曲2番」の♪ダーン ダーン♪から始まる衝撃に鳥肌が立ちました!

大階段の群舞で、こんなにピシッと揃っている群舞は久しぶりに観ました!

とっても良かったです!

今の花組の良さが伝わるステキな場面でした!

ライブ配信で観ているので、周りは気にせず大声で「すごい!」を連発w

宝塚大劇場まで届くようにと心を込めて拍手も送りました^^

>>【花組全国ツアー】メランコリックジゴロあらすじとキャスト!

 

花組「はいからさんが通る」キャスト感想

柚香光(伊集院忍)

金髪と軍服がよく似合います^^

殺陣などの立ち回りもステキです!

さらに走り去る姿、手足の長さが際立つキレイなフォームで見惚れました^^

「笑い上戸」という特徴もしっかりと捉えていて、笑い声もとっても良かったです。

少将の人柄としての優しさと、軍人としての責任感と強さのギャップがいい!

紅緒のことを大切に想っているのに踏み切れない弱い部分にイライラしたんですが、「演技がうまい」と後で気づかされました。

「はいからさんが通る」はやっぱり「紅緒」さんが目立つ作品でしたが、伊集院忍としての存在感が舞台で光っていました!

トップスター柚香光のすべてが良かったです^^

改めて、無事にお披露目公演の舞台の幕が開いたことに嬉しく思いました。

 

華優希(花村紅緒)

とっても愛らしい紅緒さんでした!

ピンクのもんぺのアンサンブルでイヤイヤと嫌がりながら伊集院忍の横でジタバタする姿がとっても可愛かったです^^

清楚な役柄しか見たことがなかったので、紅緒さんのおてんば姿を小柄な体で思いっきり演じていたところがすごく良かったです!

凛とした紅緒さんの啖呵切る姿とか、大正時代の女性のあり方は今も変わらないのかもと感心しながら魅入ってしまいました。

少将への想いが固まってからは一途な女性としてのまっすぐで意志の強さを感じる目力がすごかったです!

フィナーレのデュエットダンスまで見て、柚香光さんの隣がよく似合うと思いました^^

 

瀬戸かずや(青江冬星)

ロン毛がよく似合ってました^^

サラっと髪をかきあげたり、とにかくロン毛を使うことで青江冬星の役柄が際立っていたと思います!

コミカルな役かと思いきや、生い立ちが複雑でシリアスな場面もあって、こちらもギャップが良かったです^^

女性嫌いでじんましんが出る!という特殊な体質がコメディ要員かと思いきや、最後は紅緒さんをめぐって伊集院忍と対決するというオイシイ役どころに驚きました!

なんだかんだで優しい人柄なところも伝わる愛されキャラで良かったです^^

 

水美舞斗(鬼島森吾)

隻眼の鬼島軍曹のドスの利いた声、良かったです!

前回の優しい庭師とは真逆な荒くれ者の役でしたが、芯にある信念の強さで誠実さも伝わる人柄がしっかり伝わる演技でした!

途中から水美舞斗さんが演じてるのを忘れるくらい「鬼島軍曹」が板についていました^^

歌もうまいし、もっと歌ってほしかったなという感想です。

 

永久輝せあ(高屋敷要)

雪組から異動してから最初の花組での舞台でした。

純文学の作家先生役で、着物に下駄という衣装似合っていました!

下駄は履き慣れた様子でしたけど、コケたりしないんだろうか、どうなのかな??

そんなに重要な人物じゃないかも、と思って観てたんですがなかなかいい役でした^^

セリフが聞き取りやすくて、安定の演技に感心しました!

 

音くり寿(北小路環)

紅緒の親友の環、大人っぽくて艶のある演技が光っていました!

いつの間にか伊集院忍を諦めていたので、ちょっと拍子抜けでしたがしっかりと紅緒をサポートする姿に存在感は十分でした!

マンガではもうちょっと伊集院忍をめぐってなにかあったんだろうか?と気になりましたが、ラストは鬼島軍曹を追いかけて満州へ!

大正時代に自立を目指した女性の代表といった風の環の姿、音くり寿さんの演技に魅力を感じて観てしまいました^^

 

聖乃あすか(藤枝蘭丸)

「紅緒さ~ん」といつも追いかけて舞台からはける蘭丸、なんだか健気で可愛かったです^^

その紅緒を一途に想う蘭丸の健気な姿、もうちょっとあっても良かったかも。

歌舞伎役者で女形という背景もあるので、女装姿はメイド服だけでちょっと残念でした^^;

 

「はいからさんが通る」のキャラはかなり個性的な人が多いので、印象に残ってる人が多いですね。

牛五郎を演じた飛龍つかささん、キャラが立ってて良かったです^^

吉次を演じた朝月希和さん、色があってステキでした^^

伊集院忍の祖父を演じた専科 英真なおきさん、威厳に満ちた演技と妻を想う夫の姿と演じ分けが最高でした^^

伊集院忍の祖母を演じた専科 美穂圭子さん、高貴な婦人としての振る舞いがステキでした!

ラリサ役の華雅りりかさん、紅緒の前での「人違い」発言をするあたり、ほんとに病気持ちか?と思うくらいの憎らしい演技が良かったですw

 

ライブ配信後、柚香光のあいさつがありました

今回の公演は「宝塚初」のライブ配信、記念すべき第1回目でした!

フィナーレが終わった後は、幕が下りずにそのまま柚香光さんがあいさつをしてくれました。

出演者、スタッフ、会場各所でコロナ対策をしていることなどを伝えてくれた柚香光さん。

ライブ配信を観ている人たちにも手を振ってくれたので、ちゃんと私もお家から手を振り返しましたw

舞台を再開することへの感慨深さを感じる声に、とても感動しました。

お互いに元気で過ごしましょう

あいさつを終えると幕が下り、宝塚大劇場ではいつものように「さよならみなさま」が流れていました。

いつもの終演後の風景を見て、また大劇場にも以前と同じように足を運べる日がくるといいなと思いました。

今日、柚香光さんや花組から受け取ったメッセージを心に刻んでおきたいと思います。

余韻に浸っていたら、大劇場の映像から「ライブ配信は終了しました」という画面が登場し終了となりました^^;

>>【花組 はいからさんが通る2020】宝塚千秋楽レポ!柚香光あいさつに感動!

 

まとめ

2020年、花組の新しいトップスターとなった柚香光さんのお披露目公演が無事に幕開けとなってよかったと思っています。

今まで通りにはいかない日常ですが、そんな中でもできることを届けてくれる宝塚歌劇をこれからも応援したいです。

次回もまたお家でライブ配信を楽しみたいと思います!

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