花組【元禄バロックロック】を観た感想!千秋楽公演の観劇レポート

花組「元禄バロックロック」 ライブ配信

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宝塚歌劇 花組「元禄バロックロック」宝塚大劇場・東京宝塚劇場の千秋楽公演をライブ配信で観劇しました。

時代劇や歌舞伎などでお馴染みの「忠臣蔵」を元にしているんですが、見事なまでに宝塚らしい時代物ファンタジー作品となっていました!

「忠臣蔵」の登場人物と同じ名前も登場するのですが、それぞれクセのあるキャラクターでとてもおもしろかったです^^

花組「元禄バロックロック」の観劇レポートをまとめました。

 

目次

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花組「元禄バロックロック」感想と観劇レポート

  • 2021年12月13日 宝塚大劇場
  • 2022年1月31日 東京宝塚劇場
  • 千秋楽公演
  • 作・演出:谷貴矢

 

「元禄バロックロック」感想

時代劇でファンタジーで、そして柚香光さん演じるクロノスケと星風まどかさん演じるキラの愛が溢れるお話、ラストまで楽しめました^^

「忠臣蔵」のストーリーもふんわりと残しつつも「元禄バロックロック」という新しい物語がしっかりと描かれていました。

「忠臣蔵」は上司のため忠義を貫いた赤穂浪士たちが敵討ちをして最後は全員が切腹という切ないお話ですが、「元禄バロックロック」は大どんでん返しのハッピーエンド!

こんなに幸せなラストにするなんて、予想していなかったので「こんなのありなんだ!」と「忠臣蔵」のお話にかなり囚われていたことに気付かされました^^;

 

登場人物のバランスもよくて、キャストごとに花組生たちの個性が光っていたと思います^^

個人的には柚香光さん演じるクロノスケのキャラ設定がちょっと気になりました。最初に美人好きなキャラとして登場したので、ずっとそんなキャラでいくのかと思ったら途中からそんなこと忘れてしまうくらいキラ(星風まどか)に一途な男性になってました。

「女好き」という設定は必要だったのかなとちょっと疑問に思っちゃいました^^;

 

衣装やセットも華やかで見ていて楽しかったです^^

とくにお衣装のデザインや色合いが素敵でした!男性の衣装もなかなか華やかで水美舞斗さんのコウズケノスケの衣装の袖の形を生かした動作など、より衣装が映えて素敵なシーンもあってよかったです!

町の人たちが集まるシーンでは、逆に衣装の色合いがごちゃごちゃしすぎているかもと思ったんですが一人ひとりの衣装はとても素敵なので、途中からは気にならなくなりました。

小道具が多いので演者さんたちは大変そうだなとちょっと感じました。柚香光さんの大きな時計や風車、ツナヨシの犬のぬいぐるみにロボット犬「アイボ」など、本番でのアクシデントも想定しながら毎日公演していたのかなと思ったりしました。

 

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花組「元禄バロックロック」キャスト感想

「元禄バロックロック」の主要キャストの感想をまとめました。

 

柚香光さん

赤穂藩の元浪士で時計職人のクロノスケ

キラのおかげで自分を取り戻していく姿が清々しかったです。

賭場でフラフラしていたのに、ラストではキラのために行動する姿がかっこよかったです!!

これぞ柚香光の男役像というものが見れたように思いました。

 

星風まどかさん

コウズケノスケの娘キラ

賭場「ラッキーこいこい」で、妖艶な振る舞いでクロノスケをからかうシーンがとても良かったです^^

謎めいた女性キラの複雑な表情も素敵でした!

クロノスケを食ってしまうようなキラの存在感にも「すごい」の一言!

星風まどかさん、娘役トップスターとして申し分ない演技の幅の広さに安心感しかないですね^^

 

水美舞斗さん

クロノスケたちの上司 タクミノカミの仇、コウズケノスケ

水美舞斗さんのお髭姿に、悪い顔やセリフ、最高でした!!

くノ一の膝枕で優雅にくつろぐ姿がたまりませんでした!!

権力をものにしようとしている野心溢れる人かと思いきや、1人の女性を思うがための行動だったところが何だかグッときました!

ラストの殺陣のシーンも決まっていました!

とにかくカッコいい悪役でした^^

 

永久輝せあさん

元赤穂藩の家老 クラノスケ

賭場で女の子と遊んでいたり、妻のリクの尻に敷かれていたりとダメ男な感じが良かったです。

実は上司のコウズケノスケの仇のために密かに仇討ちを計画している切れ者!!

ギャップがありすぎてたまらない人でした!というか永久輝せあさんが演じるから素敵に見えるんだろうなと答えが出ちゃってるんですが^^;

クラノスケの凛々しい姿を知ってしまってからはカッコいい姿ばかりが目に入ってきて自然と目が追っちゃって困ってしまいましたw

赤穂藩のために戦うクラノスケは、ただただカッコいい人でした!

 

聖乃あすかさん

江戸城でコウズケノスケを刀で切りつけて切腹となった赤穂藩主 タクミノカミ

切腹してからはこの世にいない存在として、クロノスケたちのそばで見守るという役でした。

ずっと後悔している姿ばかりを見せていて、いつか悪霊になるんじゃないかと心配になっちゃう人に見えてしまいました^^;

繊細な心の持ち主なんだなあと思わずにはいられないくらいの「心配顔」で常にクロノスケたちの近くにいましたね。

そしてタクミノカミはとても優しい人だったんだなと雰囲気からも感じられました。

聖乃あすかさんのさりげなくも「わたしはここにいますよ」と存在アピールを欠かさないタクミノカミに、やっぱり生霊になるんじゃないかと思うくらい生命力のすごい人だなとも思いました。

 

音くり寿さん

将軍ツナヨシ

わがままいっぱいに育った少年、とても可愛く憎らしくいいキャラしていました^^

可愛らしい年相応の少年のような雰囲気から、突然の「暴君」的な振る舞いにと、ガラッとかわるような二面性のある性格の演じ分けも完璧でした!

生き物を大切にする将軍として歴史の教科書にも登場する徳川綱吉、「生類憐れみの令」を発令した人ということが最初の登場から説明があって助かりました(笑)

「争うごとがきらい」というツナヨシの信念が最後までブレていないところがこの物語をとても素敵にしてくれていたと思いました!

 

まとめ

宝塚歌劇 花組「元禄バロックロック」の観劇レポートをまとめました。

ライブ配信で、宝塚大劇場と東京宝塚劇場の千秋楽を観劇しました。

見終わってからも幸せな気分になれたお話だったので、とても良かったと思いました^^

コロナ渦ということもあり、東京宝塚劇場では休演をしていた期間もあったので、千秋楽での花組生全員の舞台への情熱が伝わってくるようでした。

劇場で観劇できずライブ配信での観劇となりましたが、宝塚歌劇の舞台で元気になれる人がたくさんいること、柚香光さんや花組のみなさんに伝わっているといいなと思いました^^

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