2020年最初の宝塚大劇場公演は、雪組から!
80年代のギャング映画の傑作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」!
主人公の友情や恋模様、ギャングとしての生き様などが少年期・青年期・老年期という3つの軸を織り交ぜながら進んでいくストーリーが絶妙です!
少年から老人まで、年をとっていくキャストがどんな風になるのかが楽しみです!
「ワンスアポンアタイムインアメリカ」の登場人物とあらすじをまとめました!
目次
宝塚版「ワンスアポンアタイムインアメリカ」キャスト
「ワンスアポンアタイムインアメリカ」の主な登場人物は、主人公のヌードルスと親友のマックスとギャング仲間たち、ヌードルスの想い人デボラという面々。
主人公たちは「少年期」「青年期」「壮年期」と歳を取っていくのですが、
望海風斗さん・彩風咲奈さん、ギャング仲間たちは「少年期」も演じています!
真彩希帆さんもデボラの少女時代をやっています^^
「少年・青年・壮年」と演じ分ける望海風斗さん、彩風咲奈さんに注目して観てみると面白いですよ^^
【主要キャスト】
- ヌードルス:望海風斗
- デボラ:真彩希帆
- マックス:彩風咲奈
- ジミー:彩凪翔
- キャロル:朝美絢
朝美絢さんが「キャロル」として娘役で出演します!
キャロルは、ヌードルスたちに大きく関わる人物の一人なので重要な役どころ!
労働組合員ジミーは映画ではあまり登場しないんですが、宝塚版ではヌードルスたちにとってとても意味のある役どころとなっています!
あまり目立たない存在、、かと思いきや、最後まで見逃せない役どころのジミー(彩凪翔さん)にも注目してください!
【ヌードルスたちのギャング仲間】
- ファット・モー:橘幸(少年期・青年期)
- ファット・モー:奏乃はると(壮年期)
- コックアイ:真那春人
- パッツィー:縣千
- ドミニク:彩海せら
【ヌードルスたちに関わるギャング】
- バグジー:諏訪さき
- ジョー:叶ゆうり
【その他キャスト】
シュタイン(バレエ教師):舞咲りん
>>雪組「ワンスアポンアタイムインアメリカ」観劇レポと感想!フィナーレや演出の見どころまとめ
映画版「ワンスアポンアタイムインアメリカ」の登場人物
映画版では、ヌードルスを演じたのは名優ロバート・デ・ニーロ!
「ワンスアポンアタイムインアメリカ」の面白いところは、主人公たちギャング仲間の少年・青年・老年期があること。
ロバート・デ・ニーロは、「青年期」と「老年期」を演じ分けをしました。
もちろんヌードルスの仲間たちを演じた俳優も青年期と老年期を演じ分けしました。
【映画版 登場人物】
- ヌードルス:主人公。あることで仲間を失い、35年間逃亡生活を送る
- マックス:ヌードルスの親友。ギャングの上をいく頭の切れの良さの持ち主。
- デボラ:ヌードルスが少年のころから恋い焦がれる存在。女優志望でファット・モーの妹
- ファット・モー:実家がユダヤ人向けのレストランを経営。ヌードルスの仲間
- パッツィー:ヌードルスの仲間
- コックアイ:ヌードルスの仲間
- ドミニク:ヌードルスの仲間
- バグジー:ヌードルスたちが少年時代に仕事をもらっていた地元のギャング
- ジョー:デトロイトの大物ギャング
- ジミー:労働組合のリーダー
- イブ:ヌードルスの愛人
- キャロル:宝石店の元店員でマックスの愛人
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宝塚版ワンスアポンアタイムインアメリカあらすじ!映画版と比較!
「ワンスアポンアタイムインアメリカ」は、主人公ヌードルスと仲間たちの少年期・青年期・老年期の3つの時代が行き来しながら進むストーリー展開になっています。
映画ではラストであっと言わせる展開!
「少年期」「青年期」「老年期」を絶妙に交差させて構成してあり80年代ギャング映画の展開としては斬新なものでした。
ギャング映画といえば「ドンパチの銃撃戦」というイメージですが、「一味違う傑作!」と評価も高く今でも多くのファンがいます^^
宝塚版 あらすじ
【壮年期 】
青年時代を過ごしたニューヨークに帰ってきた白髪交じりのヌードルス(望海風斗)は、幼馴染のファット・モー(壮年期 奏乃はると)のカフェにやってきます。
送り主不明で「ロッカーの鍵」が送られてきたというヌードルスに「あのとき、すでにロッカーの鍵はなくなっていた」とファット・モーは言います。
ヌードルスはファット・モーやマックス(彩風咲奈)と過ごした少年時代を思い出します。
【少年期 回想】
バレエのレッスンをする少女たちの中には、ファット・モーの妹デボラ(真彩希帆)の姿。
そのレッスンを覗く少年ヌードルスたち。
デボラはいつか有名になって王女さまになりたい、と夢を語ります。
そのためにバレエや歌のレッスンを熱心に続けていました。
ヌードルスは、コックアイ(真那春人)、ドミニク(彩海せら)、パッツィー(縣千)とスリや喧嘩に明け暮れる日々。
ある日、ニューヨークに引っ越してきたマックスが仲間となります。
頭脳派のマックスを中心にギャングよりも稼ぎ始めたマックスたちは、地元のギャング バグジー(諏訪さき)に目をつけられてしまいます。
バグジーたちとの揉め事で、ヌードルスは刑務所行きになる事件を起こします。。。
【青年期 回想】
刑務所から出所したヌードルスは、マックスとコックアイに迎えられ新しい仕事を始めます。
その頃デボラは、夢がかなって大きな舞台の中心でスポットライトを浴びていました。
マックスが経営する店へやってきたヌードルスは、妖艶な雰囲気で歌うマックスの恋人キャロル(朝美絢)に出会います。
禁酒法の網をくぐってお酒を提供するマックスのお店は大繁盛していました。
そこへデボラがやってきてヌードルスと久々に再会しますが、身分の違いにヌードルスは不安を覚えます。
デボラと二人きりで会えた夜、お互いの想いを確かめ合い、ヌードルスは高価な宝石をプレゼントします。
「まっとうな仕事」をしてほしいと言うデボラは、ヌードルスのギャングとの付き合いに不安を抱いていました。
ヌードルスは、「夢を叶えるためのハリウッド行き」を告白したデボラに怒鳴り散らしてしまいます。
両想いだったのにすれ違う二人、ギャングから抜け出せないヌードルスは自分の立場に苛立っていました。
デボラはハリウッドでの主演映画が大ヒット、自分をスカウトしたプロデューサーとの恋も上手くいっていたのですが。。。
そしてマックスたちとの仕事の内容が過激なものになっていき、ヌードルスがニューヨークを去ることになる事件が起こります。
【映画版 あらすじ】
時代は、1920年代のアメリカ・ニューヨーク。
「禁酒法」によりお酒が手に入らない時代、ギャングの下請けとして生きるヌードルスとマックスたちが知恵を出し合いギャングを出し抜いて大金を稼ぐようになっていきます。
物語の始まりは、青年ヌードルスが仲間の悪事を警察に密告する場面から始まります。
・青年期
ヌードルスが警察に密告したことによって仲間のうち3人、マックス、パッツィー、コックアイが密輸酒を運ぶ車ごと燃やされてしまいます。
仲間を失い、自分も追われる身となり逃亡を図るヌードルス。ファット・モーの店にあるロッカーの鍵を持ち出し、集めた大金の保管場所へ。
しかし、ロッカーの中の大金は古新聞に変わっていました。
・老年期
仲間を失い逃亡を続けて35年、年老いたヌードルスは再びニューヨークの住み慣れた場所へ帰ってきます。
戻ってきたのは、仲間が眠る墓の土地の売却についての報せが届いたことからでした。
ファット・モーの店は、そのまま残っていました。
ファット・モーの店のトイレの壁の穴を見つけて、思い出したのは少年時代の自分。
この穴からのぞいた想い人デボラのダンスレッスンの姿。。。
・少年期
マックスとの出会いは最悪でした。
パッツィー、コックアイたちと酔っぱらいの財布を盗むはずが、マックスに邪魔をされていまいます。
引っ越してきたばかりのマックスは頭脳派で冷静な少年でした。最初はすぐにカッとなる性格のヌードルスとはソリが合いませんでした。
いつしか親友となったヌードルスとマックス、そして仲間たちと禁酒法をかいくぐって稼ぐことに恍惚を味わい始めます。
しかし、地元のギャング バグジーは快く思わずヌードルスたちに忠告しますが、少年たちは怖いもの知らずで聞き入れることはしません。
そして最悪の出来事が訪れ、結果ヌードルスは刑務所に入ることになる事件を起こします、、、
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まとめ
2020年1月から始まる雪組公演「ワンスアポンアタイムインアメリカ」のキャストとあらすじをまとめました。
ギャング映画の舞台化ですが、友情や恋、サスペンス要素もある物語なので見応えはあると思います!
「宝塚版」では、少年時代も同じキャストが演じるという映画とは違った面白さがありました!
冒頭の壮年ヌードルスと、その後に登場する少年ヌードルスを演じ分ける望海風斗さんの演技にも注目してみてください^^