宝塚歌劇 雪組「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
宝塚大劇場の千秋楽公演をライブビューイングで観てきました!
この日、宝塚大劇場を卒業する3人の退団者のあいさつとカーテンコールまで、
今しか観られない雪組の魅力が詰まった宝塚千秋楽公演でした!
雪組「ワンスアポンアタイムインアメリカ」宝塚千秋楽の感想!
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宝塚 雪組公演「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
令和最初の宝塚大劇場での公演、私は1月半ばに宝塚大劇場で観劇しています。
>>雪組ワンアメ観劇レポと感想!フィナーレや演出の見どころまとめ
ライブビューイングで2度目の観劇だったので、また色々と発見がありました。
初めて観たときは、歌が多い!という印象だけだたんですが、2度目の観劇で「歌詞」の深さを再発見しました。
宝塚版「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のキーポイントは「薔薇」!
主人公ヌードルスとヒロイン デボラの気持ちをつなぐ「赤い薔薇」は、最後まで二人に大きな意味をもたせていました。
・少年時代、稼いだお金でデボラに贈った小さな「赤い薔薇の花束」
・青年時代、少年時代の約束どおり「薔薇を敷き詰めた部屋」へデボラを招待
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・壮年時代、25年ぶりに再会したデボラへ手渡した「最後の薔薇」
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少年、青年、壮年と3度に渡って「薔薇を贈る」シーンがありますが、全ての意味合いが違うのがおもしろいところでした。
「最後の薔薇」を贈ったときのヌードルスとデボラのデュエット曲は、本当に切ない気持ちになりました。
胸の中で生きる薔薇を取り出したら枯れてしまう、という感じの歌詞(うろ覚えです^^)
25年ぶりに再会したデボラとの愛は今は蘇らないという意味なのかと勝手に解釈しました。
デボラへのヌードルスの一途な愛は本物です。。。
初見で観たときはデボラのことはなんとも思わなかったですが、ヌードルスの想いに応えずに自分の夢を追いかけたデボラの大切な人は誰だったんだろう??
最後はマックスの側にいたデボラになんだかモヤモヤします。あんなにマックスの仲間になるなとヌードルスに忠告していたのに何でや。。。
作品全体の感想
全体的に静かで盛り上がりが少ない作品かなと思うんですが、
それでも集中して観てしまうのは「舞台映え」の良さや望海風斗さんの歌と存在感がすごいからだとあらためて思いました!
1幕ラストの薔薇に囲まれながらの歌は圧巻でした!
ライブビューイングの画面からでもすごく圧倒されました。
歌が多いのですが、登場人物の気持ちがすごく伝わるので真剣に観てしまうのですごい!
歌ばかり、、、とちょっとでも気が散って飽きてしまうと、よそ事考えたりするときもあるので^^;
場面の感想
プロローグ、ファット・モー(奏乃はると)の店で騒ぐ若者たちに「ギャング」の話題をすると、主人公「ヌードルス」(望海風斗)が登場!
それからギャングたちの群舞が始まるところの流れの良さは、すごく良かったです!
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のイメージをしっかりと見せてくれるので、今後の展開に期待が持てて最後まで飽きずに観ることができました^^
>>【ガートボニート】雪組ショーの衣装や音楽など猫好きが観た感想
「ワンスアポンアタイムインアメリカ」で卒業するのは誰?退団者あいさつとカーテンコール
2020年2月3日の宝塚大劇場での千秋楽公演で退団したのは3名
- 美華もなみ
- 早花まこ
- 舞咲りん
全員 娘役スターさんでした。
美華もなみ(みか もなみ)
- 2015年初舞台、研5
- 愛称:もなみ
最後のあいさつでは、感謝の気持ちをいっぱい伝えてくれました^^
早花まこ(さはな まこ)
- 2002年初舞台、研18
- 愛称:ぎゃびー
組長 奏乃はるとさんのプロフィール紹介で「占い師の役作り」についての話がおもしろかったです^^
「占いをしないなら来ないで」と占い師に言われたというエピソードで笑いを取っていましたw
同期からの花束は、月組組長の光月るうさんが登場しました。
最後のあいさつでは凛とした姿がステキでした!
舞咲りん(まいさき りん)
- 1999年初舞台、研21
- 愛称:ヒメ
大階段を下りるまで「ヒメ」コールが何度もありました。
同期からの花束は、専科の華形ひかるさんが登場しました。
しっかりと芯のある心のこもった言葉は「宝塚が大好き」ということが伝わってきました。
カーテンコールは4回ありました。
望海風斗さんのあいさつは、相変わらずおもしろかったですw
千秋楽を終えて、ヌードルスの気持ちを全部出してしまったので「何も言うことがない」という挨拶は斬新でした!
それでもしっかりとした挨拶で締めてくれるあたりさすがトップスターです!
東京公演でのあいさつも楽しみにしています^^
3回目のカーテンコールで、恒例のお客さん参加の掛け合いタイム!
今回は、2月3日の節分にかけて「豆まき」をしましょう!という望海風斗さんからの提案に「どうやって??」とちょっと戸惑いました^^;
豆まきの掛け声「鬼はそと福はうち」を「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」にかけて
- おにワンスアポンアタイム(空へ向かって豆を投げる)
- ふくイン・アメリカ!(親指を自分の胸に引き寄せる)
という掛け声を、宝塚大劇場のお客さんとライブビューイングのお客さん、そして今日はタカラヅカ・オン・デマンドを見ている人と一緒にやりましたw
文章で説明すると全然伝わらないんですが、笑いすぎて涙が流れてしまいましたw
ちなみに初日は「鏡開き」をテーマにしたそうですw
まとめ
雪組公演「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」宝塚千秋楽の感想をまとめました。
望海風斗さん率いる雪組の舞台、本当にステキでした!
東京公演ではさらに進化した舞台になるのではと期待が膨らむ千秋楽の雰囲気でした。
望海風斗さんの東京公演の千秋楽でのあいさつも楽しみにしています^^