宝塚歌劇 2021年 花組全国ツアー「哀しみのコルドバ」は、これまで何度も再演されてきた宝塚作品です。
今回の公演で「哀しみのコルドバ」は、宝塚では5度目の再演!
初演は1985年の星組、宝塚大劇場での公演でした。
宝塚らしいスペインを舞台にした名作「哀しみのコルドバ」のあらすじ、歴代のキャストや登場人物をまとめました。
目次
宝塚「哀しみのコルドバ」あらすじ
『哀しみのコルドバ』 あらすじ
19世紀末のスペイン。
マドリードで花形闘牛士として人気者のエリオ・サルバドール(柚香光)は、「スペイン一」と言われるほどの活躍により国から宝剣を賜り「グラン・エリオ」と称賛されていました。
闘牛士の師匠アントン・ナバロ(和海しょう)の娘アンフェリータ(音くり寿)との結婚も決まり、誰もが羨む人生が約束されていました。
ところが、故郷コルドバでの夜会の席でかつての初恋の相手エバ(星風まどか)に再会します。
幼いころを懐かしむ二人でしたが、エバは実業家ロメロ(永久輝せあ)の愛人でありエリオは婚約者のいる身。
お互いに口には出さないものの、再び心の奥底に恋心が再燃するのを感じていました。
同じ師匠の元で切磋琢磨してきたエリオの親友ビセント(聖乃あすか)は、既婚者メリッサと不倫関係にありました。
エリオの心配をよそにビセントとメリッサ(春妃うらら)の不倫の事実が暴かれてしまいます。
「決闘」という形での罪の精算で、ビセントは勝利しますが闘牛士を辞めることになります。
ビセントはメリッサとの愛を貫き、駆け落ちをします。
故郷コルドバの試合で闘牛場を訪れたエリオは、追いかけてきたエバと密会。
お互いに気持ちを確かめ合い、エリオはアンフェリータと婚約破棄を、エバもロメロとの関係を捨てる決意をします。
エリオは師匠のナバロにエバのことすべてを打ち明け、アンフェリータとの婚約解消を承諾してもらいます。
そしてエリオは闘牛士を引退しエバとの生活を選びます。
引退試合の前、ロメロはエバとの関係破棄を精算するためにエリオに決闘を申し込みます。
そこへ決闘が始まる直前に現れたエリオの母マリア(高翔みず希)とエバの母パウラ(鞠花ゆめ)によって衝撃の事実を知らされエリオは絶望的な気持ちになります。。。
決闘が終わるのをコルドバの教会で待つエバ、引退試合の後には幸せな二人の未来が待っていると信じていました。
水美舞斗さん主演作
花組「哀しみのコルドバ」キャスト!歴代の配役まとめ
「哀しみのコルドバ」に登場する主要キャストを初演から2021年花組まで歴代の配役をまとめました。
歴代のキャストをこの順番で並べています。
- 2021年 花組(全国ツアー)
- 1985年 星組(初演)
- 1995年 花組(大劇場公演)
- 2009年 花組(全国ツアー)
- 2015年 雪組(全国ツアー)
◆エリオ
スペイン・マドリードで花形闘牛士として活躍
- 柚香光
- 峰さを理
- 安寿ミラ
- 真飛聖
- 早霧せいな
◆エバ
かつてのエリオの恋人。ロメロの愛人
- 星風まどか
- 湖条れいか
- 森奈みはる
- 桜乃彩音
- 咲妃みゆ
◆ロメロ
実業家でエバを愛人として囲っている。
- 永久輝せあ
- 新城まゆみ
- 真矢みき
- 大空祐飛
- 望海風斗
◆アンフェリータ
エリオの婚約者で師匠ナバロの娘。
- 音くり寿
- 南風まい
- 純名里沙
- 桜一花
- 星乃あんり
◆ビセント
エリオの親友。既婚者メリッサと不倫関係にある。
- 聖乃あすか
- 日向薫
- 愛華みれ
- 愛音羽麗
- 彩風咲奈
◆フェリーペ
ロメロの甥。アンフェリータに片思い。
- 優波慧
- 紫苑ゆう
- 紫吹淳
- 真野すがた
- 永久輝せあ
◆メリッサ
セバスチャン伯爵の妻。ビセントと恋仲。
- 春妃うらら
- 紫城いずみ
- 志乃優花
- 華耀きらり
- 大湖せしる
◆セバスチャン伯爵
マドリードの司法長官
- 一之瀬航季
- 萬あきら
- 未沙のえる
- 眉月凰
- 鳳翔大
◆アントン・ナバロ
エリオの師匠
- 和海しょう
- 洋ゆり
- 海峡ひろき
- 夏美よう
- 蓮城まこと
◆マリア
エリオの母
- 高翔みず希
- 睦千賀
- 藤京子
- 京三紗
- 梨花ますみ
◆パウラ
エバの母
- 鞠花ゆめ
- 藤京子
- 町風佳奈
- 絵莉千晶
- 千風カレン
◆リサ
エバの友人
- 華雅りりか
- 矢代鴻
- 美月亜優
- 聖花まい
- 沙月愛奈
◆ソニア
エリオの妹
- 美羽愛
- 葦川牧
- 渚あき
- 白華れみ
- 星南のぞみ
「哀しみのコルドバ」を【宝塚ライブ配信】で見るには?
花組「哀しみのコルドバ」演出家 樫畑亜依子
「哀しみのコルドバ」の作・演出は、柴田侑宏先生。
初演と1995年花組での演出まで柴田侑宏先生が務めています。
その後、2009年花組、2015年雪組では、中村暁せんせいが演出。
そして、2021年花組公演では、樫畑亜依子先生が演出を担当します。
樫畑亜依子(かしはた あいこ)
- 2009年 宝塚歌劇団に入団
- 2016年 演出家デビュー
★バウホール 等の演出
- 2016年 星組「鈴蘭(ル・ミュゲ)」主演:礼真琴
- 2017年 月組「アルカディア」主演:暁千星
- 2020年 宙組「壮麗帝」主演:桜木みなと
今のところ、大劇場公演の演出は未経験です。
個人的にはまだ樫畑先生の舞台を観劇したことはありません。
再演を演出するプレッシャーはあるかと思いますが、宝塚らしい作品なのでやりがいがあるのではないかなと勝手に思っています^^
まとめ
花組 全国ツアー「哀しみのコルドバ」の歴代のキャストなどまとめました。
柴田侑宏先生の名作は、全国ツアーには欠かせない作品となっているのかなと感じました。
宝塚らしい舞台を全国ツアーで広く観てもらうのには良い作品なのかなとは思います。
個人的には悲劇すぎて見終わって重いのはちょっと苦しいです^^;
ショーもあるので、そっちで楽しい気持ちでフィナーレまで見ることができる「宝塚全国ツアーセット」の定番ですねw
全国ツアーを観て「宝塚を知った」「宝塚を目指そうと思った」という生徒さんの話を聞くと、全国ツアーの偉大さを感じます^^
「哀しみのコルドバ」がどれだけのお客さんの胸に響くのか気になってしまいます!