宝塚歌劇 星組「めぐり会いは再び next generation -真夜中の依頼人-」
宝塚大劇場 千秋楽公演をライブ配信で観劇しました。
「めぐり会いは再び」シリーズの3作目、ルーチェの成長と仲間たち、そして過去にも出演したキャラクターが登場したりとファンには嬉しい内容でした^^
2022年版、星組「めぐり会いは再び」を観劇した感想をまとめました。
目次
星組「めぐり会いは再び2022」感想
- 観劇日:2022年5月30日(月)千秋楽
- 場所:宝塚大劇場
- 作・演出:小柳奈穂子
「めぐり会いは再び」感想
最初から最後までキャストが多く出演する賑やかなお話でした。
「めぐり会いは再び」シリーズの3作目となるんですが、前作、前前作を知らなくても楽しめる内容でした。
だけども、シリーズを知っているとさらに楽しめる要素もありました。
元星組トップスター紅ゆずるさんが演じたプルギニョンの子供たちが今回登場していたりして、ちょっと感動しました^^
前作から10年後のお話ということですが、シリーズ全部に登場することになるのは、ルーチェの実家の執事ユリウス(天寿光希)とレオニードの2人のみ。
ここは知っていても知らなくても大丈夫なんですが、見ていると歴代のシリーズも見てみたいかなと思わせてくれる雰囲気もありました^^
ストーリーは、「あれ?今何してるの?」とちょっと迷子になりそうにもなりました^^;
だけど、最後にはうまい具合にまとまっていたので見終わってもスッキリした気分でいられました^^
登場人物が多い場面では、どこを見ていいのか困ってしまうこともありましたが基本は主人公のルーチェとヒロインのアンジェリークが中心なので、あっちこっちとストーリーが散らかり過ぎていなくて助かりました^^;
しっかりとキャラクターが生きているお話なので「このひと誰だっけ?」ということがあまりなかったです。
音楽
いい意味で宝塚らしくないポップスのような楽曲が多くて、礼真琴さんが歌うとキマるんですよね!とってもカッコよかったです!
ディスコをテーマにしたダンス大会での音楽は、あんまりディスコって感じがしなかったので、ちょっと個人的にはハマりませんでした^^;
衣装
色のはっきりとしたカラフルな衣装やドレスが多くて、見ていて楽しかったです^^
礼真琴さん演じるルーチェの衣装が何パターンもありましたが、どれも似合ってました!黄色の衣装のデザインも素敵でした!
アンジェリークのドレスはあんまり好みのデザインがなくて残念に思いました^^;
個性的な登場人物が多かったので、キャラクターやストーリーにも馴染んでいると感じました^^
星組「めぐり会いは再び2022」キャストの感想
「めぐり会いは再び」シリーズは登場人物が多いんですよね^^;
それぞれ色んな役割があるので欠かせないキャラクターなので、最後まで観ていくと愛着が湧いてくる登場人物もいました^^
ルーチェ/礼真琴
ルーチェは、礼真琴さんのキャラクターそのもののように思いました!
夢咲ねねさん演じるシルヴィアの「かわいい弟」ルーチェ!
2作目「めぐり会いは再び 2nd」で登場した「弟」感満載のルーチェをまた見ることができて嬉しかったです^^
好きな相手に対しての迷いや、男のプライド、素直になれないところなど、ルーチェの気持ちが礼真琴さんから溢れ出ていて、表情だけでもルーチェの気持ちがわかるようでした^^
アンジェリークへの告白のシーンは「めぐり会いは再び」らしいコミカルで、でもキュンとする場面だったところが最高でした!!
個人的にはルーチェの壁ドンも見ることができて満足です^^
アンジェリーク/舞空瞳
ルーチェのガールフレンド、という曖昧な立ち位置でしたが思いっきりルーチェが好きな気持ちがあふれている真っ直ぐな女性でした^^
芯の強いところなどが見えたアンジェリーク、舞空瞳さんそのもののように感じました!
レグルス/瀬央ゆりあ
ルーチェとは大学からの友人、探偵として成功を夢見る青年、仕事がうまくいかなくても明るいレグルス、瀬央ゆりあさんにとても似合う役でした^^
2番手としての役柄としては、あまり目立たないキャラクターにも見えたのでちょっと残念でしたが、それでも存在感はしっかりとありました^^
ユリウス/天寿光希
ルーチェの実家であるオルゴン家の執事さん!
初演から登場していたユリウス、相変わらずの演劇好きな性格も見えて楽しかったです!
ラストのあたりでルーチェとふたり、銀橋でのシーンは感動しました。
ユリウスは、悩んでいた時期に巡り合った役だったのだそうで最後に演じられていろんな思いがあったんだろうなと観ていて感じました。
フォーマルハウト/美稀千種
旅の一座「コメット座」の座長さん!
ルーチェと顔見知りという場面があって、シリーズファンには嬉しいシーンでした^^
セシル/天華えま
ルーチェの大学からの友人、劇作家という役柄、ちょっと冴えない青年でしたが執筆のためのネタ集めにちょこちょこ登場するシーンがあったりオイシイ役だなと思いました^^
ティア/有沙瞳
ルーチェの大学からの友人、女優志望でオーディションに落ち続けている女性なのに、クヨクヨするどころか前向きな性格が見ていて楽しかったです^^
レグルスとのラストシーンは笑ってしまいました!
宰相オンブル/綺城ひか理
悪役って顔に書いてあるような硬い表情が良かったです!
ロナン/極美慎
宰相オンブルの息子、ルーチェのライバルとしてのやり取り楽しかったです^^
細身なんでちょっと頼りなくも見えましたが、エレガントな身のこなしは「花婿候補ナンバーワン」にしっかり見えました^^
ジュディス/小桜ほのか
花婿選びで登場する「仮プリンセス」で登場、最初はこんな役で終わるの??とちょっと残念モードになっていたら、後半はとても良い役となって返り咲いてくれて嬉しかったです!
歌唱シーンもあったので、さらに嬉しかったです^^
アニス/水乃ゆり
ルーチェと大学からの友人、発明好きな女の子!
左右に編んだ三つ編みが上に向いているところ、ただならぬキャラだと思っていましたw
ちょっと浮いてるキャラなのか?と違和感があったんですが、ラストが良かったです!アニスの発明は素晴らしい!
少し歌と演技が気になりましたが、ちゃんと「アニス」という発明好きな女の子という真っ直ぐな性格が伝わってきて良かったです^^
まとめ
宝塚歌劇 星組「めぐり会いは再び next generation -真夜中の依頼人-」を観劇した感想をまとめました。
小柳奈穂子先生の大劇場デビュー作として上演されて11年、3作も続く人気作!続編として帰ってきたこと嬉しかったです^^
当時は柚希礼音さんと夢咲ねねさんのトップコンビがドタバタのラブコメディをしていたという印象でしたが、3作目となってもその印象が変わらないのも面白かったです^^
この先もまた続編があるのなら「めぐり会いは再び」の世界が、ドタバタのラブコメで最後はハッピーエンドになる幸せな世界だったら嬉しいです^^