宝塚歌劇 宙組公演「シャーロック・ホームズ -The Game Is Afoot!-」のあらすじや登場人物についてまとめました。
アーサー・コナン・ドイルが作ったキャラクターたちが登場する宝塚オリジナル作品!
シャーロック・ホームズの作品に登場するいろんなキャラクターが楽しめる作品になっているのかなと期待をしています^^
目次
宙組「シャーロックホームズ-The Game Is Afoot!-」あらすじ・タイトルの意味
宝塚 宙組「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」は、コナン・ドイルの原作を元にした宝塚オリジナル作品となっています。
シャーロック・ホームズといえば、名探偵の代名詞ともいえる名前。
抜群の推理力と頭の回転の早さ、行動力もあるアクティブさも併せ持つ名探偵!
タイトルにある「The Game Is Afoot!」とは、直訳すると「競技中」という意味。
「Game」=「ホームズが解決中の事件」という意味合いにも取れるような気がするので、
「The Game Is Afoot!」=「事件が進行中」という意味にもとれるのかな??
シャーロック・ホームズのシリーズは、短編・長編合わせて60作品あります。
シャーロック・ホームズシリーズで「The Game Is Afoot!」という作品は原作のタイトルにはないので、どんな話になるのか楽しみです^^
「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」のあらすじ
ロンドンでは「切り裂きジャック」事件で4人もの人が亡くなっていました。
事件を捜査する名探偵シャーロック・ホームズ(真風涼帆)は、犯人はひとりではないと推理。
大きな犯罪組織の影を疑うホームズに、助手のワトスン(桜木みなと)、ロンドン警察のレストレード警部(和希そら)、兄のマイクロフト(凛城きら)が事件解決に奔走します。
そんな中、ロンドンのオペラ座に「あの女性(ひと)」が来ていることがわかり、ホームズは会いにいきます。
アイリーン・アドラー(潤花)はかつてホームズの推理を見抜き、姿を消した女性でした。
「彼女の周りには必ず事件が隠れている」
不思議な魅力のアイリーンに、興味を示すホームズ。
ですがアイリーン大きな犯罪組織のボス モリアーティ(芹香斗亜)と繋がりがあるのではないかと推理し、、、
そして英国ヴィクトリア女王まで巻き込む大事件へと発展していきます。
モリアーティの大きな犯罪計画に対して、ホームズの推理が勝つのか、アイリーンとの関係の行方は・・・
という内容です。
今回の宙組公演は、シャーロック・ホームズシリーズの有名な登場人物たちがキャスティングされています。
シャーロック・ホームズの事件に関わった人物たちも多彩で、助手のワトスン、レストレード警部、ハドスン夫人、ラスボス的な存在モリアーティ教授などおなじみのキャラクターがたくさん!
さらにシャーロック・ホームズが事件に関わった依頼主やその家族、事件の犯人なども個性的です。
この公演で自分の好きな登場人物が見つかったら「シャーロック・ホームズ」の原作を呼んでみるのも面白いかと思います^^
宙組「シャーロックホームズ」登場人物とキャスト
今回の宙組公演のキャストを見てみると、シャーロック・ホームズの作品に登場する歴代の有名キャラクターの名前がずらり!
どんなキャラクターなのかも合わせてキャストをまとめました。
シャーロック・ホームズ:真風涼帆
頭脳明晰、天才的な観察眼と推理力を持った顧問探偵。
性格は、冷静沈着、行動力もあり運動神経も抜群。
ボクシングはプロ級の腕前、
拳銃の腕前は「弾丸でアルファベット文字を作ることができる」
ヴァイオリンの演奏もでき「ストラディバリウス」を持っている!!
という非の打ち所がない探偵です。
変装も大得意で、一番近くにいるワトスンも気づかないことも。
敵に回したらとっても厄介なのがわかりますね^^;
アイリーン・アドラー:潤花
シャーロック・ホームズの冒険短編集「ボヘミアの醜聞」に登場する女性。
アイリーンを思い出すときは「あの女性(ひと)」と呼ばれる、ホームズにとって忘れられない女性のようです。
ホームズが女性の知識を軽視することをやめるきっかけとなった人物。
作品中で唯一ホームズを出し抜き、ホームズはアイリーンを取り逃がしてします。
アイリーン・アドラーとホームズの関係については、いろんな解釈があるようです。
だけども、たくさんの事件を解決してきた中で「あの女性(ひと)」と回想するあたりホームズにとっては「特別な存在」なのは間違いないと思われます。
新人公演でアイリーンを演じます!
ジェームズ・モリアーティ:芹香斗亜
ホームズの宿敵。
ホームズと同等とされる天才的な頭脳を犯罪に使い、自分は手を下すことなく悪事を遂行する「犯罪介のナポレオン」と呼ばれる人物。
作品「最後の事件」に登場します。
ウィリアムズ:寿つかさ
海軍大臣
相関図上ではモリアーティ教授へ仕事を依頼する人物とされています。
モーカー伯爵夫人:花音舞
作品「青い紅玉」に登場する宝石を盗まれてしまう夫人。
ヘレン・ストーナー:綾瀬あきな
作品「まだらの紐」に登場する事件の依頼主。
後のワトスンの妻(2人目?)とされています。
マイクロフト・ホームズ:凛城きら
シャーロック・ホームズの7歳年上の兄。
普段は会計士をしているが、ホームズ同様(もしくはそれ以上)に頭脳明晰でイギリス政府にその知識を重宝される存在。
社交的ではなく、活動的でもないホームズとは正反対の性格。
フォン・ヘルダー:松風輝
作品「空き家の冒険」に登場する「空気銃」を作ったとされる人物。
エヴァンス:美月悠
「三人のガリデブ」に登場する殺し屋。
ワトスンを撃ってホームズを怒らせた人物。
デイビーズ:星月梨旺
ジョーンズ:春瀬央季
ジョン・H・ワトスン:桜木みなと
ホームズの相棒の元軍医の経歴を持つ人物。
ホームズの事件を記録して世に発表する作家としても活動している。
「四つの署名」で知り合ったメアリー・モースタンと結婚。
ホームズとは対照的に「常識人」という立ち位置にいます。
ホームズとはお互いにそっけない態度を取りつつも信頼関係はしっかりある名コンビとして事件を解決しています。
ヘンリー・マシューズ:七生眞希
内務大臣
G・レストレード警部:和希そら
スコットランドヤード所属の警察官。
作品「緋色の研究」から登場し、難事件の解決をホームズへ依頼している警部。
ヴィクトリア女王:瀬戸花まり
イギリス女王。
作品「ブルースパーティントン設計書」での事件解決で女王へ謁見をしています。
難事件を解決した功績を称えるための「Knight」の称号をホームズは何度も断っています。
ソールズベリー:秋音光
イギリスの首相。
J・モリアーティ大佐:紫藤りゅう
モリアーティ教授の兄弟。
イングランドの西部で駅長をしている人物。
作品ではモリアーティ教授の兄か弟かは明かされていない。
ナンシー・バークリ:里咲しぐれ
作品「背中の曲がった男」に登場する女性。
夫が亡くなったことで容疑をかけられた人。
トリローニー・ホープ:秋奈るい
作品「第二の汚点」に登場する女性。
セントクレア夫人:花菱りず
作品「唇のねじれた男」に登場する依頼人の女性。
トバイアス・グレグスン警部:留依蒔世
ロンドン警視庁の警部。
初登場は作品「緋色の研究」から。
レストレード警部とはライバル。
ハドスン夫人:遥羽らら
ホームズとワトスンが住む下宿先であるベイカー街221Bの女主人。
ホームズへの来客の取り次ぎや食事を出すなどの世話をしてくれる。
アリス・ターナー:小春乃さよ
作品「ボスコム渓谷の惨劇」に登場する女性。
事件の犯人の娘という立場だった人。
フレッド・ポーロック:瑠風輝
作品「恐怖の谷」に登場する暗号の解読をホームズに依頼した人物。
モリアーティ教授と繋がりがある。
スタンリー・ポプキンズ警部:希峰かなた
スコットランドヤードの若手警部。
作品「黒ピータ」「金縁の鼻眼鏡」「アビ農園」などに登場しています。
ホームズを尊敬している。
ウィキンズ:優希しおん
「ベイカー街遊撃隊」の隊長を務める少年。
作品「緋色の研究」に登場しています。
メアリー・モースタン:天彩峰里
作品「四つの署名」に登場する依頼人。
この事件解決後にワトスンと結婚。
シリーズの後半でワトスンと離婚もしくは死別したとされる女性。
ミス フォークナー:愛海ひかる
宝塚オリジナル作品中の紹介では、『今はなき恋人であり元パートナー』とされています。
セバスチャン・モラン大佐:鷹翔千空
モリアーティ教授の右腕として登場するホームズの宿敵のひとり。
作品「空き家の冒険」でホームズと対決。
アニー・ハリスン:湖々さくら
作品「海軍条約文書事件」に登場する依頼主の婚約者の女性。
ヴァイオレッド・ハンター:水音志保
作品「ぶな屋敷」に登場する依頼人の女性。
「ぶな屋敷」の住み込みの家庭教師を引き受けるか迷っているとホームズに相談にくる。
ブラッドストリート:真名瀬みら
スコットランドヤードの警部。
マクファースン:風色日向
スコットランドヤードの警部。
マクドナルド:亜音有星
作品「恐怖の谷」に登場するスコットランドヤードの警部。
本名は、アレック・マクドナルドさん。
ベーカーストリート イレギュラーズ
「ベイカー街遊撃隊」と名乗る情報収集をする貧しい家柄の少年たち。
警察が入り込めないような場所へも行くことができることからホームズが依頼を頼んでいる。
宙組「シャーロックホームズ」アイリーンとはどんなキャラ?
アイリーン・アドラーとは、「女性嫌い」なシャーロック・ホームズが唯一関心を寄せた女性とされた人物です。
宝塚歌劇のホームページでの作品紹介では
シャーロック・ホームズの心を動かした「あの女」
とありますが、アイリーン・アドラーはシャーロック・ホームズの冒険 短編集の作品「ボヘミアの醜聞」に登場しています。
アイリーン・アドラー
- 元オペラ歌手
- アメリカ出身、後にロンドンへ移住。
- 命を賭けても惜しくないほどの美しく心惹かれる顔(ホームズ談)
【ホームズとアイリーンの出会い】
かつてアイリーン・アドラーは、オペラ歌手時代に皇太子であったボヘミア国王と交際していました。
ボヘミア国王がスカンジナビアの王女と結婚が決まったことでアイリーン・アドラーが二人で撮った写真を送ると脅迫してきます。
ボヘミア国王は、アイリーン・アドラーの写真を見つけるためにホームズの事務所へやってきます。
そのホームズは変装してアイリーン・アドラーに近づきますが、弁護士ゴッドフリー・ノートンと結婚の立会人となるハメに。
写真のありかはわかったものの、結局はアイリーン・アドラーに「シャーロック・ホームズ」の正体を見抜かれ、探していた写真ごと消えてしまった女性でした。
ボヘミア国王とのツーショット写真は手に入らなかったものの、アイリーンひとりだけの写った写真が残されていました。
ホームズはアイリーン・アドラーの写真を報酬としてボヘミア国王から受け取りました。
アイリーン・アドラーが登場する「ボヘミアの醜聞」あらすじ
あるとき、シャーロック・ホームズの元へ変装したボヘミア国王が訪ねてきます。
ボヘミア国王は近く結婚が迫っている身ですが、結婚を知ったかつての恋人から脅迫を受けていると相談を受けます。
5年前に交際していたアイリーン・アドラーから二人で撮った写真を見つけて取り返してほしいとの依頼を受けることになったホームズ。
アイリーン・アドラーの周辺を調査すると弁護士のゴットフリー・ノートンが頻繁に出入りしている事実を突き止めます。
ホームズは馬丁に変装してアイリーンとゴットフリーの外出へ付き添いますが、到着した先の教会で結婚の立会人を頼まれます。
教会から帰宅後、アイリーン・アドラーの自宅でおとり捜査をして、写真のありかを確認します。
翌日に写真を取り返そうとベイカー街221Bへ帰宅すると、ホームズは見知らぬ青年に声をかけられました。
次の日にアイリーン・アドラーの家を尋ねると、アイリーン・アドラーは夫と逃走した後でした。
前日のおとり捜査でホームズが自分を追っている事実に気づいたアイリーンは、その後に青年に変装してホームズの後を付け「ホームズ本人」だと確認をします。
そして、ホームズ本人に直接声をかけて家へ戻ったのでした。
アイリーンの自宅にはアイリーン一人が写った写真が残されていました。
ホームズはその写真を「報酬」としてボヘミア国王に要求します。
ホームズにとってアイリーンは「あの女性(ひと)」と時々思い返す特別な存在となりました。。
この事件後からホームズは女性軽視をやめました。
まとめ
宝塚歌劇 宙組公演「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」のあらすじ・登場人物たちをまとめました。
シャーロック・ホームズ作品の個性豊かな登場人物たちを知るだけでも面白かったです^^
誰もが認める名探偵!だけど皮肉屋でひねくれ者のホームズを真風涼帆さんが演じると想像するだけで楽しみです!
オリジナル作品ということでどんな話になるのかも今から楽しみにしています!