宝塚大劇場での終演後、「さよなら~みなさま~」という歌が流れ始め、退場の合図のようにお客さんは出口へと進んでいきます。
「さよなら皆様」という歌を歌っているのは誰なのか気になって調べてみました!
そして宝塚ではおなじみの楽曲「さよなら皆様」が出来た経緯を知って驚きました!
宝塚で終演後に流れるBGM「さよなら皆様」についてまとめました。
目次
【宝塚歌劇】終演後の劇場内で流れる「さよなら皆様」を歌ってるのは誰?
『これをもちまして本日の上演は終了いたしました。』
という場内アナウンスと同時に流れてくる優雅なBGM
♪ さよなら~みなさま~ ♪
と、宝塚版「蛍の光」のように自然と退場する気持ちになりますw
劇場内で終演後に流れる「さよなら皆様」を歌っているのは
元月組 娘役スターの美々杏里(みみ あんり)さん
1988年に入団した74期生です。
入団したときの成績は41名中 2位でした!
74期の同期生は、
- 和央ようか
- 森奈みはる
- 麻乃佳世
- 白城あやか
- 渚あき
など、トップスターも多くいます。
星組に配属後、雪組、宙組、月組と組替えを経験。
初舞台は花組だったことから、専科ではないのに5組全ての舞台に立ったという珍しいタカラジェンヌさんとなりました。
2005年 月組公演「エリザベート」で退団をしました。
2005年のエリザベートといえば、彩輝直さんがトート、瀬奈じゅんさんがエリザベートで出演した公演。
この公演で美々杏里さんはゾフィー役で出演していました。
92年に美々杏里さんが歌う「さよなら皆様」のCDが発売されました。
このCDには純名里沙さんが歌う「すみれの花咲く頃」も一緒に収録されています。
宝塚歌劇の劇場での雰囲気を存分に楽しめるCDとなっています^^
宝塚楽曲「さよなら皆様」いつからあるの?実は劇中歌!
宝塚大劇場で流れる「さよなら皆様」を聞くと自然と劇場の外へ足が向くんですよねw
「さよなら皆様」はこういう終演後のために作られた楽曲なのかと思ったんですが、
実は、宝塚で上演された演目の中の劇中歌でした。
1941年に上演された花組公演「宝塚 かぐや姫」
かぐや姫が月へ帰るときに歌ったのが「さよなら皆様」!
優雅な曲調の中に時代を感じていたんですが、今から約75年以上前の楽曲でした。
作曲をしたのは川崎一郎さん。
当時の舞台「かぐや姫」で歌われる「さよなら皆様」、、、なんとも哀愁漂うエンディングを想像しまいます。。。
ちなみに1941年当時「かぐや姫」を演じたのは月組男役スター 小夜福子さん。
「宝塚の殿堂」の100名にも入っているタカラジェンヌです!
退団後は女優として活躍し、「嵐を呼ぶ男」で石原裕次郎さんの母親役など「お母さん」を演じることが多い女優さんでした。
お別れいたしましょう
また会うその日まで
さよなら 皆様
さようなら ごきげんよう
いつも劇場でこの歌を聞きながら、次の公演でまた「さよなら皆様」が聴けるのを楽しみに帰っていました。
まさか「かぐや姫」が歌っていたお別れソングだとは思いもしませんでした!!
まとめ
宝塚歌劇 終演後に流れる「さよなら皆様」を歌っているのは、元月組娘役スター美々杏里さんです。
「さよなら皆様」は1941年花組公演「宝塚 かぐや姫」でかぐや姫が月へ帰るときに歌っていた劇中歌でした。
毎公演の終演後、「さよなら皆様」を何気に聴いていましたが「かぐや姫」で使われていた曲だったなんて驚きでした!